板書
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板書(ばんしょ)とは、近代の学校教育において学校の教師が学習事項を黒板に書くことである。児童・生徒・学生は、それを受動的に書き写すことになる。
小学校では、板書はあまり行われない。児童にとって、書き写す作業が、負担だからである。
大学では、板書はほとんど行われない。講義は学生が受動的な姿勢で臨むものではなく、主体的に学習するためのヒントに過ぎないと考えられるためである。ただし、理系の講義では、図解が必要なため、文系の講義よりは板書が行われる。
中学校・高等学校では、盛んに板書が行われる。板書を好む教師は、板書を部・編・章・節などに分け、重要な箇所は赤や黄色などの色付きのチョークで板書することが多い。
しかし、中学校・高等学校の教師の誰もが板書を好むわけではなく、一人喋りを好む教師や、指名を好む教師は、最小限の事項しか板書しない。