講義
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講義(こうぎ、lecture)は、大学などの高等教育機関での教育の形態の1つ。小中学校から、高等学校までの学校でいう授業に対比して用いられる概念。日常会話では、授業といいかえられることもある。 授業が、教師と生徒の共同での学習活動で、質疑応答や討議、グループワーク、自習など、様々な形態が学習課題に対応して、適宜用いられるのに対して、講義は、教師が自分が作成してきた講義ノートを読み上げるという形で行われる。英語のlectureの元は、「読む」の意。ただし、学生は居眠りをする事が多々あるため、lectureは動詞として用いられる時は、「講義する」の他に、「叱る、小言をいう」という意味もある。
講義は、そのため一方的なものとなりがちなので、演習、実習などと合わせて、相補的な組み合わせで教育効果を上げるように配慮される事が多い。
講義には、次のような種類がある。
- 概論講義 その講義科目の一般的な梗概を語るもの
- 特殊講義 学期ごとに講師が特殊なテーマを取り上げて語るもの
- 輪講 1つのテーマについて複数の講師がそれぞれ自分の得意の分野からの視点を語るもの。