板井原集落
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板井原集落(いたいばらしゅうらく)は鳥取県八頭郡智頭町にある山村集落。伝統的建造物群保存地区。牛伏山や海上山など周囲の山々の間に沈みこんだ集落には平家落人の隠れ里の伝説が残る。
智頭往来が通る智頭宿の牛伏山の裏側の山間部に位置する集落で、江戸時代は農業と炭焼き、明治時代は養蚕で栄えた。 養蚕最盛期には複数の土蔵を備えた邸宅があったが、古峠の下を抜けるトンネルが開通した1967年以降、急速に過疎化が進んだ。近年になって江戸時代の地割をそのまま残すこの地区が文化遺産として注目されるようになり、「日本の山村集落の原風景」と贊えられるようにもなった。21世紀になって漸く古民家の保存と再生作業が始まったばかりである。
なお現在まで、自動車が集落内に入ったことは無い。
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[編集] 名所・旧跡
- 六尺道 - 集落の中央を東北東から西南西に流れる川沿いにある、この集落のメインストリート。名称のとおり道幅が2m未満である
- 藤原家住宅 - 1899年再建、入母屋造り、茅葺、3つの蔵と養蚕場を備える。智頭町指定文化財
- 六地蔵 - 六体地蔵とも称される。村境にある
- 大日堂 - 堂の谷にある江戸時代のお堂。弘法大師像安置
- 向山神社
- 野土香 - 100年前の古民家を復元したもの。1楷が喫茶店、2階ギャラリー
- 火間土 - 古民家を活用したレストラン
[編集] 利用情報
- 所在地 - 〒689-1401鳥取県智頭町市瀬板井原
[編集] 交通アクセス
[編集] 周辺情報
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