村井宿
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村井宿(むらいじゅく)は北国西街道(善光寺街道、善光寺西街道)の宿場で、現在は長野県松本市芳川村井町(JR村井駅周辺)。
現在は宿場としての面影は消えているが、本陣「中村家」など一部昔の建物が残っている。江戸時代には宿場の街の入り口に茶屋や居酒屋が立ち並んでおり、客引きが激しかった。現在もここは松本市のはずれにあるが、江戸時代も松本藩と天領の境界にあり口留番所が設けられていた。宿場以前の村井は小笠原氏の家臣「村井氏」が城を構えていた。また、主流の説ではないが、松本市の取る説によれば東山道の覚志駅は村井宿周辺にあったとされる。(しかし、塩尻市広丘堅石に比定する説もある。)
[編集] 史跡・みどころ
- 本陣「中村家」跡
- 問屋「山村家」跡
- 神明宮(現在は村井広場)
- 口留番所跡(神明宮脇)
[編集] アクセス
- 塩尻北インターチェンジから車5分。
- JR村井駅すぐ。
- 松本バスターミナルから寿台循環線、国道塩尻線で村井国立病院口、もしくは村井駅下車すぐ。
[編集] 隣の宿
- 善光寺西街道
- 郷原宿 -1里12町(5.2㎞)- 村井宿 -1里30町(7㎞)- 松本宿(松本城下)