村井駅
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村井駅(むらいえき)は、長野県松本市大字芳川村井町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)篠ノ井線の駅である。標高628.8m。特急列車を除く全旅客列車(快速「みすず」及びおはようライナー、普通列車)が停車する。
駅前に、若山牧水夫人であった若山喜志子の歌碑(村井駅の一駅一名物)がある。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を持つ、JR東日本直営で、みどりの窓口が設置されている地上駅。留置線、跨線橋(改札口-ホーム間)を有し、石油貨物の取り扱いがある。
ホームは長いが、停車する列車は最長で9両編成が朝の通勤時間帯にあるのみで、それ以外普段塩尻方の部分は使われる機会があまりない。ホームの高さは、鉄道車両の変遷などで嵩上げや改築がされているが、基礎部分に開業当時のレンガ積みホームの名残を今でも側面から見ることができる。
駅裏側にやや広めの空き地、外灯がその部分に残っているなどの痕跡が認められる。以前稀にホッパ車が側線に留置されバラストが保管されていたことがある。
なお、駅の東南方向に隣接して新日本石油松本油槽所の石油タンクがあり、新日本石油精製根岸製油所のある根岸線の根岸より石油列車が設定されている。また、タキ1000貨車統一の最高95km/h高速石油列車も近年設定された。
- のりば(駅舎側から)
- 1番線 - ■篠ノ井線上り 塩尻方面
- 2番線 - ■篠ノ井線下り 松本・長野方面
[編集] 駅周辺
駅の東南に大きな二階建ての自転車置場がある。
- 国道19号
- セイコーエプソン村井事業所・エプソンダイレクト本社
- マックスバリュ松本村井店
- ナガノトマト本社・本社工場
- 善光寺西街道 村井宿(道路や一部の建物に昔の面影があるが、現在では道沿いの住宅地となっており、観光としては見るべき価値は無い)
- 信州健康ランド
- 国立病院機構松本病院
[編集] 路線バス
- 松本電鉄寿台線(白川経由) - 村井駅バス停(蕎麦屋前の路線バスロータリー)
- 松本電鉄寿台循環線(村井経由)・国道塩尻線(国道経由) - 村井駅口バス停(どちらも駅口交差点)
[編集] 利用状況
- 2005年度の乗車人員は1日平均2,047人であった。
[編集] 歴史
- 1902年(明治35年)12月15日 - 開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)12月17日 - 自動改札機稼動開始。
[編集] 隣の駅
2007年春には南松本駅側約2.0km地点に新駅(平田駅)が開業する予定である。