末法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
末法 (まっぽう)
仏教で、仏の教のみが存在して悟りに入る人がいない時期のこと。
または、釈迦の入滅(肉体死)後1,500年(又は2000年)以降の時期のことである。前の時代を像法、さらに前の時代を正法という。正・像・末の三時のひとつである。
仏の在世から遠く隔たったため、教法が次第に微細・瑣末になり、僧侶が戒律を修めず、争いばかりを起こして邪見がはびこり、釈迦の仏教がその効力をなくしてしまう時期でもある。日本では、1052年(永承7年)が末法元年となる。
三時の数え方には諸説あり。一説には、
- 正法 500年
- 像法 1,000年
- 末法 10,000年
とされており、多くは、この説をとっている。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 仏教 | 仏教関連のスタブ項目