早稲田大学ラグビー蹴球部
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早稲田大学ラグビー蹴球部(わせだだいがくらぐびーしゅうきゅうぶ、Waseda University Rugby Football Club)は、関東大学ラグビー対抗戦グループに所属するラグビーチーム。日本のラグビーチームとしてはおそらく№1の人気を持つ。
2006年2月12日、日本選手権にて、28-24でトヨタ自動車ヴェルブリッツに勝利した。大学チームが社会人上位チームに勝ったのは、1988年に早稲田が東芝府中に勝利して以来18年ぶりであった。
現在、関東大学対抗戦5連覇、大学選手権2連覇中。2006年度は中竹竜二新監督の下、史上2度目の大学選手権3連覇に挑む。
目次 |
[編集] チームの概要と歴史
- 1918年11月7日、創部。慶應、京都三高、同志社に次ぐ日本で4番目のラグビーチームであった。(創部当時の名称は「早稲田大学蹴球部」)
- 1927年、オーストラリア遠征を実施し、その後のチームの礎となる「ゆさぶり戦法」を編み出す。同年、慶應義塾大から初勝利。
- 1969年~1977年には、関東大学対抗戦で60連勝を達成。黄金期を迎えた。
- 強力フォワードを擁した「縦の明治」に対して、バックス中心の展開ラグビーは「横の早稲田」と言われた。
- 90年代には低迷したが、2001年にOBの清宮克幸が監督に就任すると、その年に対抗戦で優勝。翌2002年度には13年ぶりの大学選手権制覇を果たした。
[編集] タイトル
- 関東大学ラグビー対抗戦 : 31回
- 1932、1933、1936、1937、1941、1942後期、1948、1950、1952、1953、1958、1965、1967、1968、1970、1971、1972、1973、1974、1975、1976、1981、1982、1987、1990、2001、2002、2003、2004、2005、2006
- 全国大学ラグビーフットボール選手権大会 : 13回
- 1965、1966、1968、1970、1971、1973、1974、1976、1987、1989、2002、2004、2005
- 日本ラグビーフットボール選手権大会 : 4回
- 1965、1970、1971、1987
- ※年は全て年度。
[編集] 荒ぶる
ラグビー蹴球部の第二部歌。大学選手権に優勝した時のみ歌うことのできる特別な歌。第一部歌は「北風」と呼ばれ、試合前の出陣のときに歌われている。
[編集] 主な選手
[編集] 在籍した選手
- 大西鐡之祐 (元監督 /昭和12年度卒 郡山中出身 )
- 井上成意 (初代主将 / 大正7年度卒 同志社中出身)
- 坂倉雄吉 (元主将 / 昭和4年度卒 東京府立一中出身)
- 柯子彰(元主将 / 昭和8年度卒 同志社中出身)
- 日比野弘 (元監督 / 都立大泉高出身)
- 宿澤広朗 (元監督 / 熊谷高出身)
- 本城和彦 (元センター、元サントリーサンゴリアスコーチ、元ラグビー日本代表 / 昭和57年度卒 久我山高出身)
- 吉野俊郎 (元選手 / 昭和57年度卒 日立一高出身)
- 益子俊志 (元主将、久我山高教員 / )
- 矢ヶ部博 (元主将 / )
- 安田真人 (フルバック、元主将、現・横河電機監督 / )
- 奥克彦 (元選手 / 元外交官)
- 清宮克幸 (NO.8、前監督、現サントリーサンゴリアス監督 / 平成元年度卒 茨田高出身)
- 今泉清 (フルバック、元サントリーサンゴリアス / 平成2年度卒 大分舞鶴高出身)
- 堀越正巳 (スクラムハーフ、立正大監督、元(神戸製鋼コベルコスティーラーズ / 平成2年度卒 熊谷工出身)
- 増保輝則 (センター、神戸製鋼コベルコスティーラーズ監督 / 城北高出身)
- 小泉和也 (NO.8、神戸製鋼コベルコスティーラーズ / 日川高出身)
- 中竹竜二 (現・監督 / 東筑高出身)
- 山下大悟 (センター、サントリーサンゴリアス / 桐蔭学園高出身)
- 上村康太 (プロップ / 久我山高出身)
- 山崎弘樹 (スタンドオフ、トヨタ自動車 / 日川高出身)
- 山崎勇気(元主将 / 啓光学園高出身)
- 大田尾竜彦 (センター、ヤマハ発動機ジュビロ / 佐賀工出身)
- 後藤翔太 (スクラムハーフ、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、ラグビー日本代表 / 桐蔭学園高出身)
- 佐々木隆道 (NO.8、サントリーサンゴリアス / 啓光学園高出身)
- 青木祐輔 (サントリーサンゴリアス / )
- 桑島靖明 (ウィング、博報堂 / 都立石神井高出身)
- 今駒憲二 (センター、サントリーサンゴリアス / 生田高出身)
- 栗原誠治 (ロック、サントリーサンゴリアス、元ラグビー日本代表 / 新田高出身)
- 後藤禎和 (ロック、元ヤマハ発動機ジュビロ、現・早大コーチ / 平成元年度卒 都立日比谷高出身)
- 春日康利(ロック / 平成元年度卒 都立大泉高出身 )
- 前田夏洋(スタンドオフ / 修猷館高出身)
- 打矢二郎 (フランカー、東京ガス / 早実高出身)
- 藤掛三男 (センター、ワールド / 平成2年度卒 佐野高出身)
- 郷田正 (ウィング、九州電力、元ラグビー日本代表 / 筑紫丘高出身)
- 山羽教文 (元主将 / 桐蔭学園高出身)
- 月田伸一(スクラムハーフ / 東福岡高出身)
- 荒木博和 (元選手、女子バレーボール選手・荒木絵里香の父 / )
- 野上一郎 (元主将 / 昭和10年度卒)
- 万谷勝治 (ウィング / )
- 矢部達三 (主将 / 昭和40年度卒)
- 大東和美 (元監督・主将 / 昭和45年度卒 鹿島アントラーズ社長)
- 石塚武生 (元主将、常総学院高監督、元ラグビー日本代表 / 昭和49年度卒 久我山高出身)
- 藤原優 ( 元ラグビー日本代表 / 昭和50年度卒 日川高出身)
- 豊山京一 (元主将 / 昭和51年度卒)
- 永田隆憲 (元主将 / 昭和62年度卒 / 筑紫高出身)
- 相良南海夫(フランカー、三菱重工相模原ラグビー部監督/ 早大学院高出身)
- 遠藤哲(ロック、ワールドファイティングブル / 早大学院高出身)