早川良雄
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早川 良雄(はやかわ よしお、1917年 - )は昭和期の日本を代表する、現在も活躍するグラフィックデザイナーの一人。
それぞれに違う色彩と描かれ方の違うパーツからなる『女の顔』シリーズ(1985年 - )や、独特の形態、配置から構成されるポスター作品などが特徴とされる。
大阪府に生まれる。大阪市立工芸学校(現・大阪市立工芸高校)図案科卒(1936年卒)。敗戦後、百貨店の三越などの広告部のデザイナーを経てグラフィックデザイナーとして独立、以後海外の国際的なデザインプロジェクトなどに精力的に関わる。 デザイナーとして、今日では伝説的ともいえる斬新なポスター・広告を多数製作、戦後日本のモダニズムを表現し、一躍注目を集めた。1960年代以降は東京の企業ポスターや書籍の装丁デザインを手掛け、その影響は日本のグラフィックデザイン界全体に及んでいる。
- 1951年「日本宣伝美術会(日宣美)」創設に参加。同年「デモクラート美術家協会」創設に参加。
- 1954年早川良雄デザイン事務所を開設。
- 1970年「日本万国博覧会・EXPO70(大阪)」色彩計画設計に参加。
- 1982年紫綬褒章
- 1988年勲四等旭日小綬章。
- 毎日デザイン賞など授賞歴多数。
現在東京アートディレクターズクラブ評議員、日本グラフィックデザイナー協会会員、国立国際美術館評議員会評議員 など。
[編集] WORKS
[編集] 主な著作
[編集] 主な作品収蔵先
- ニューヨーク近代美術館
- アムステルダム市立美術館
- ノイエ・ザムルング国立美術館
- 大阪市立近代美術館
- 川崎市市民ミュージアム
- 富山県立近代美術館
- 栃木県美術館
- 武蔵野美術大学美術資料図書館 など。