日清ラ王
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日清ラ王(にっしんらおう)は、日清食品から1992年に発売されたカップラーメン。普通のカップラーメンにある乾燥めんではなく、レトルトパウチされた生タイプめんであることが特徴の商品。日本で作られた保存が効く生タイプめんのカップラーメンは、本製品が初めてと言われる。
発売当初は、めん独特の臭気が鼻につくこと、量が少なく数口で食べ終えてしまうわりには高価であることから、評判になりつつも爆発的なヒットは持続しなかった。現在では、加工方法を工夫、豪華な具材を追加するなどの改良が加えられている。
袋麺として「袋のラ王」(類似品として「桃金ラーメン」)も売り出されたが、ヒットには至らず、程なく消えた。
[編集] 主要の味
- しょうゆ
- みそ
- 担々麺 ほか
[編集] CM
- 発売当初からフジテレビ深夜番組帯のメインスポンサーとして、どの番組にも「日清ラ王」と提供クレジットされていた。
- かつてJリーグプレイヤーであった前園真聖と中田英寿が競演したCMが作られた。サッカー選手としてピークを迎えていた前園が、当時無名に近い中田をアゴで使うようなシーンもあり、両者のその後を語る上で象徴的なCMとなっている。
そんな中面白いコラボレーション商品も発売される。パチスロ北斗の拳の版元であるアミューズメントマシンメーカー大手のサミーへOEM供給する形で発売された「日清ラ王×北斗ラオウ」である。通常の食料品のチャネルとは違い、パチンコホールに限定したチャネル政策や、専用に作られたオリジナルのパンチのある味付け、ラオウのラ王というベタなネーミング、ホールをメディアとして考えたPR、超高額プライスなど賛否両論の4P戦略を行っていった。その後、この商品の亜流がチャネルと価格のみを変えセブンイレブンなどで発売されたが、このパッケージにはサミーの名前はクレジットされていなかった。戦略はブレにブレまくっている、これらブランディング、4P戦略は疑問視される。
[編集] 外部リンク
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