日切焼
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日切焼(ひぎりやき)とは、愛媛県松山市の沢井本舗が製造販売している、小豆の粒餡入りの大判焼(ないしは今川焼、太鼓焼)のこと。「お日切さん」として松山の人に親しまれている、松山市湊町5丁目(松山市駅前)の日切地蔵(浄土宗善勝寺)の境内で売られていたことに由来する。創始は定かでないが、大正時代からあったとされ、太平洋戦争前には境内の3軒で販売していた。戦争中に原料の統制令により休業、戦後の区画整理で境内は大幅に縮小されたが、懐かしむ声に応え1949年(昭和24年)に復活した。現在は一社のみとなっているが、根強い人気があり、数箇所の店舗で売られている。日切地蔵に近い、地下街「まつちかタウン」の「泉」の前の店が最も良く知られている。
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