日光山縁起
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日光山縁起(にっこうざんえんぎ)は、室町時代に作られた縁起物語文である。
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[編集] 内容
- 室町中期に、日光権現の縁起を記したもので、上下2巻からなる。
- 上巻は男体権現の有宇中将の事績を記し、都を追われた有宇中将が日光で二荒山の神になるまでの物語が描かれている。
- 下巻は中将や日光関係の伝説を記し、二荒山(男体山)の神と赤城山の神の、中禅寺湖をめぐる戦いなど記されている。
[編集] 主な登場人物
- 有宇の中将
- 朝日の君
[編集] 刊行本
- 『寺社縁起』
[編集] 備考
- 2005年度大学入試センター試験の「国語Ⅰ・Ⅱ」本試験の第3問において出題された際に、その時の問の選択肢に「正解をひとつにしぼるのは困難である」との指摘をされた。