斉藤慶子
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斉藤 慶子(さいとう けいこ、1961年(昭和36年)7月14日-)は昭和後期・平成期(1980年代~)の女優、タレントである。
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[編集] 略歴
宮崎県小林市出身。宮崎県立小林高等学校卒業、熊本大学教育学部中退。大学在学中の1982年、日本航空のキャンペーンガールに選ばれて、芸能界入りした。芸能界入り以前にも熊本の百貨店鶴屋百貨店のCMにも出演していた。同大学出身の女優宮崎美子の人気が博していた直後であったため、「宮崎美子2世」とも呼ばれていた。1994年、『東雲楼 女の乱』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。現在も活動中。
[編集] クイズダービーの出演
TBSテレビの人気番組だった「クイズダービー」でもその宮崎美子の後に、7代目2枠レギュラー解答者を約1年半(1983年10月~1985年3月)務めた。しかし、同番組での正解率は宮崎ほど高くはなく、井森美幸と同様に出演年齢が22~23歳と若いことも影響してか、2割3分4厘(平均2勝6敗ぺース)といまいちだった。又斉藤は、歴代ワースト2位の24連敗という記録を残している(史上ワースト1位は井森の27連敗)。さらに、4枠レギュラーには竹下景子が座っていた為、司会の大橋巨泉が「けいこちゃん」「けいこさん」とだけ呼んだ時には、斉藤と竹下のどちらを呼んでいるのかが分かりにくく、当時としては非常に紛らわしかった。巨泉も当初は「けいこちゃん(さん)」は竹下景子だけで十分と、斉藤慶子の登用を拒んでいた。結果的には単に「けいこちゃん(さん)」が竹下で、混同しやすいときは「さいとうけいこちゃん(さん)」「たけしたけいこちゃん(さん)」と巨泉が使い分けていた。
なお斉藤のクイズダービー降板後は、元新体操選手で1984年ロス五輪8位入賞を果たした山崎浩子が2枠レギュラーを務めることとなる。又斉藤と山崎の二人は、1990年3月大橋巨泉がこの日限りで司会勇退となった際に、出場者の黄色チームとして久々にクイズダービーに出演、最終問題で竹下景子に全額(16,000点)賭けた後竹下が正解したので、見事賞金10万円(144,000点)を獲得している。
[編集] ドラマ
- 私鉄沿線97分署(1985年~1986年、テレビ朝日・国際放映)-仁科順子役
- 世にも奇妙な物語 『だれかに似た人』(1990年、フジテレビ系)
- 「十年愛」(1992年・TBS)
- 「100億の男」(1995年・フジテレビ)
- NHK大河ドラマ「秀吉」 - 吉乃役
- 「虹のかなた」(2004年・TBS・特別出演) - 小川久美子役
- 連続テレビ小説「わかば」(2004年・NHK) - 村上幸恵役
[編集] 映画
- いとしのラハイナ(1983年・映画初出演)
- 病院へ行こう(1990年)
- さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座(1990年)
- 東雲楼 女の乱(1994年)
[編集] 著書
- 『産みたい』(エッセイ)