情報ライブ ミヤネ屋
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『情報ライブ ミヤネ屋』(じょうほうらいぶ みやねや)は、よみうりテレビで2006年7月31日から、月曜日~金曜日の15:50~17:50(JST)に放送されている生放送の情報番組(関西ローカル)で、宮根誠司の冠番組でもある。通称及び略称は『ミヤネ屋』。
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[編集] 概要
2005年11月11日から2006年7月28日まで、毎週金曜日に放送していた『激テレ★金曜日』を帯番組に発展させたもので、メイン司会は、引き続きフリーアナウンサーの宮根誠司が担当する。
祝日や年末年始、NNN報道特別番組(または「NNN Newsリアルタイム特報」)などで放送が休止したり時間短縮する場合もある。(2006年8月11日の放送は第30回全日本少年サッカー大会の準決勝を中継していた為、16:55放送開始。)
宮根は、ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」のメイン司会も担当していることから、朝はABC、夕方はよみうりテレビの生番組の司会を担当することになる。この番組のメイン司会を務めることに伴い、レギュラー出演していたABCラジオの「三代澤・宮根・桜井のスラスラ水曜日(現:三代澤・桜井・やすとものスラスラ水曜日)」を降板している。午前と午後の生番組を掛け持ちで出演するのは、みのもんた(午前は「朝ズバッ!」、午後は「おもいッきりテレビ」)やテリー伊藤(午前は「スッキリ!!」、午後はラジオ「のってけラジオ」)、名古屋では宮地佑紀生(午前は「どですか」、午後はラジオ「聞いてみや~ち」)がいる。
よみうりテレビの平日は、(不定期で日テレNEWS24)、「ズームイン!!SUPER」、「スッキリ!!」、「なるトモ!」、「NNNニュースD」、「おもいッきりテレビ」、「THEワイド」、「ミヤネ屋」、「NNN Newsリアルタイム」、「ニューススクランブル」というように、早朝から19時まで生放送の報道・情報番組を放送することになり、突発的な事件・事故にも対応出来るようになる(『なるトモ!』は金曜日のみ録画放送)。
また、2005年3月27日で終了した阪神タイガースの応援番組「週刊トラトラタイガース」の流れを組んだ阪神応援コーナーも、同番組内で「トラトラR」のタイトルで放送されている(なお、2005年4~9月に放送されていた『オモシロ好奇心☆どろんぱ!』でも阪神の応援コーナーを設けていた。『 - どろんぱ!』終了からは11カ月ぶり)。
なお、金曜日の放送のみ公開放送となっている。近畿地方在住の一般視聴者(女性のみ)によるスタジオ観覧を行っている(はがき・メールで観覧者募集を受け付けている)。
[編集] 開始までの経緯
よみうりテレビが夕方に帯のローカル番組を設置するのは1990年9月に終了したバラエティ番組『ざまぁKANKAN!』以来約16年振り。キー局である日本テレビ系列の地方局は、『どさんこワイド』(札幌テレビ)の成功を切っ掛けに、『テレビ宣言』(広島テレビ)や『めんたいワイド』(福岡放送)などの番組がスタートしていったが、準キー局のよみうりテレビは『火曜サスペンス劇場』の再放送を『サスペンス傑作劇場』として長年放送し続けてきた。しかし、高視聴率だった「傑作劇場」と裏番組との競争が激化してきたことを受け、2005年11月に『激テレ★金曜日』を開始した。
その後、早朝のローカル情報番組『ゲツキン!』が視聴率低迷の為に2006年6月30日に終了したことに伴い、『激テレ』の放送拡大が決まった。よみうりテレビの報道局、制作スポーツ局、編成局が一丸となって制作し、スタッフ確保のために『ゲツキン!』の出演アナウンサーやスタッフの一部がこの番組にも携わる。
番組開始は7月31日という中途半端な時期になった。よみうりテレビ主催のイベント「天保山10デイズわくわく宝島」の開催日程(2006年7月28日~8月6日)と重なる上、裏番組の『ちちんぷいぷい』(毎日放送)が「オーサカキング」主体の特別番組で通常のコーナーをほとんど休止したこと、さらには宮根の古巣であるABC制作の『ムーブ!』も夏の甲子園第88回大会(2006年8月6日開幕)のテレビ中継を放送するために、8月7日から8月18日まで放送が休止したので、これら番組の視聴者を取り込みたいという意図もあろうかと考えられる。
裏番組には、『もっともっと関西』(NHK大阪放送局)や『ちちんぷいぷい』(毎日放送)、『ムーブ!』(ABC)、『スーパーニュースアンカー』(関西テレビ)といったワイド番組が放送されており、よみうりテレビの平日夕方の帯ワイド参戦で、テレビ大阪を除く在阪5局が夕方にローカル生情報番組を放送することになる。特に「ちちんぷいぷい」と「ムーブ!」の2番組の視聴率は高く、「ミヤネ屋」がこの2番組に勝てるかが注目されている。平均視聴率は現在在阪民放4局中最下位であるが、日によっては両番組を追い抜くこともあり混戦が続いている。
第1回での宮根の第一声は、「皆さん、こんにちは。朝じゃありませんよ。夕方ですよ」だった。また、パネリストの木村祐一は 「関テレのあの人も毎日のアイツも見てるわけですね」と発言し、宮根から「アイツゆうたらあかん」とツッこまれていた。
[編集] 出演者
※は、前身の「激テレ★金曜日」から引き続いて出演している。
- 宮根誠司※
- パネリスト
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ほか
- ミヤネ屋芸能スナイパー担当
- コーナーレギュラー
- ミヤネ屋サポーターズ
- 植村なおみ(月曜日・火曜日、ニュース担当)
- 虎谷温子(月曜日、番組アシスタント)
- 森武史(月曜日、パネリスト兼「トラトラR」担当)
- 川田裕美(火曜日、番組アシスタント)
- 脇浜紀子(水曜日~金曜日、ニュース担当。2006年8月7日から18日までは植村アナが休暇を取った為、月・火と代理出演)
- 森若佐紀子(水曜日~金曜日、番組アシスタント)
[編集] 主なコーナー
[編集] 帯企画
- ニュース&硬派のミニ特集
- 開始当初はオープニングに「ニュース喜怒哀楽」と題し、その日のニュースを「喜怒哀楽」に置き換えて伝えていた。
- ミヤネ屋芸能スナイパー
- 通常、この時間帯のワイド番組の芸能コーナーは17時台後半に放送する事が多いが、「ミヤネ屋」では16時台後半に放送していた。2006年9月4日頃から17時台前半(「東京からの最新ニュース」直後)での開始となった。
- 16:53(金曜は17:00)~17:10頃まで差し替えて放送、「東京からの最新ニュース」と紹介される。関西で17時台のニュースを内包するのはテレビ大阪『ニュースBIZ』とこの番組のみ(2005年4月から1年間は関西テレビでも実施されていた)。放送時間が縮小し、17時台のみの放送となる場合にはネットしないこともある。
[編集] 曜日別
- 月曜日
- サボテンの小言
- 新語さんいらっしゃい!に代わる木村祐一進行のコーナー、ニュース番組のメインを張れる様なでっかい事件ではないが、見過ごすには勿体ないと言う事で、ちっさい事件を集めてキム兄が独自の目線で読み解くもの。「なるトモ!」のはみ出しチェックの形式に近い。
- 宮根&森のオッサンから始めましょ!
- 「女性や若者達の間での社会現象を取り上げ、40代のオッサンからでもそのブームに乗っかろう」をテーマに、宮根と森アナが街中に飛び出して、体当たり取材を行うロケコーナー。
- トラトラR
- 『週刊トラトラタイガース』の流れを組んだ阪神応援コーナー。
- 火曜日
- ミヤネ屋クリニック
- 水曜日
- ミヤネ屋「怒りの留守番電話」
- 林繁和の「愛のスパルタ料理塾」
- 木曜日
- 見てトク、知ってトク、読んでトク・・・ミヤネ屋とく得読本
- さすらいのグルメハンター こ~たりんが行く
- 金曜日
- あなたの夢のお値段調べます!
- SAVVY厳選・バリュー☆ポイント
- 情報誌『SAVVY』とミヤネ屋がコラボ。SAVVYお勧めのお得なスポットなどを紹介する。
- アジアン☆エンタ(月に一、二回)
- 激論・ザ・理不尽
- 『激テレ』で好評だった討論企画を引き続き金曜日の企画として継続
第1回の放送では、宮根が東京の日本テレビに出掛け、みのもんたと対談、第2回では草野仁と対談した。宮根・みの・草野が共演する「マダムの午後はよみうりテレビ!」のキャッチフレーズの番宣用スポットCMも制作された。宮根はみののことを「顔が赤い」と、後日談。
[編集] 事前番組
- 「ミヤネ屋」をよろしくねッ!NIGHT
- 2006年7月15日(日付上は7月16日)の深夜1:15~4:15(JST)に、この番組の番宣を兼ねて、上記の番組が放送された。ラジオ番組風に進められ、ラジオブースに見立てたスタジオも造られた。メインパーソナリティーは、出演者でもある宮根と森アナが務める。なお、関西テレビは『FNSの日』を放送していた。
- 明日オープンスペシャル
[編集] 主題歌
- 「泣かないで」 - kaede(開始~9月29日)
- 「風になって」 - 森山直太朗(10月2日~)
[編集] スタッフ
- 総監督 : 山口剛正
- チーフディレクター : 高橋宏輔(月)、遠山哲司(火)、村上美幸(水)、松本和久(木?)、亀井利之(金)
- ディレクター
- 全曜日 : 本田悟
- 月曜日 : 馬場伸治、若奉典、前川道範、木村寛、高田純一、西村洋祐、河合希、川口智宏、立木庚子、宮河直子、柴田郁子、浅野優子、日比野翔
- 火曜日 : 高畑彰範、吉澤順、石賀一啓、片平論、竹本明香、小島康裕、新谷晶二、古河雅彦
- 水曜日 : 若奉典、高橋宏輔、西野佳、竹原岳志、中西常之、佐々木修、沼澤誠、忽那英聡、浦嵜優
- 木曜日 :
- 金曜日 : 吉澤順、川口孝幸、石賀一啓、高橋宏輔、小島康裕、高畑彰範、新谷晶二、忽那英聡
- 構成 :
- 月曜日 : 儀賀保秀、山下由香里、重村千恵
- 火曜日 : 二宮一泰、沢野緑、藤木汐見
- 水曜日 : 八木晴彦、上地茂晴
- 木曜日 :
- 金曜日 : 増山実
- ブレーン : 村井聡之、伊東桂子
- ナレーター : 脇浜紀子、道浦俊彦、萩原章嘉、虎谷温子
- 技術 : 澤野茂、平松雅之、藤井義行、南方裕之
- 音声 : 田口護
- 照明 : 吉田勝
- 音効 : 中谷誠
- VEX : 栗田奈々
- テロップ : 水野かなめ
- TK : 藤本三誉、本行真由美
- CG : 高畠彰
- 美術 : 尾前江美
- 美術進行 : 橋本敦
- 広報 : 飯田將博
- ニュース統括 : 相島良樹
- 芸能統括 : 藪永真由美
- プロデューサー : 三輪宗滋
- チーフプロデューサー : 綿谷登 / 菱田義和、若山睦
- スタッフ協力 : ワイズビジョン、エキスプレスCR、、オフィスアドバンス、映像企画、泉放送制作、クリーク・アンド・リバー社、オフィスケイワイズ / ビーワイルド、すきな、音稀衆(月)、ブリッジ(火)・(金)、オフィスりぷる、グルービン(水)
- 技術協力 : 大阪共立、ハートス、教映社、光学堂、サウンドエフェクト、よみうりテレビ映像、フリー・フォーム・カンパニー、EGG、aex / アッシュ、日本テレビビデオ
- 美術協力 : グリーン・アート、高津商会、A.I.C
[編集] 備考
- この番組は、第1回から2006年9月1日まで、前身の「激テレ」同様、直前に放送される「THEワイド」が終わった後すぐ、SB枠なしで15:49からでスタートしていた。同年9月4日からは15:50からの1分遅れでの放送開始に変更された。しかし、15:49からの1分間は、SBのCMがあるわけではなく、『今日のミヤネ屋』という、その日の放送で扱う内容のヘッドラインのVTRが流れているため、実質15:49からのスタートは変わっていない(番宣や新聞のラテ欄、開始時間などでは、すべて15:50に統一されている)。
- さらに11月頃からは、『今日のミヤネ屋』の前に宮根と曜日レギュラーの内の一人がその日の新聞記事について読売テレビの玄関前でトークを繰り広げている。その後VTRが流れる1分の間に外からスタジオまで走って戻らなければならない為、「(オープニングを)外から始めよう」って言った宮根本人が、スタジオに戻って来る頃には息切れているらしい。
- 前身の激テレでは、SB枠なしで17:50からの「NNN Newsリアルタイム」を放送していたが、ミヤネ屋ではSB枠を挟んでリアルタイムを放送。
[編集] 外部リンク
- 情報ライブ ミヤネ屋-読売テレビの公式ページ
- 宮根アナ“夕方の顔”に気合! 読売「-ミヤネ屋」-スポーツニッポン(7月8日)
- 宮根キャスター新番組「ミヤネ屋」7・31スタート-スポーツニッポン(6月30日)
[編集] 番組の変遷
よみうりテレビ 月~金 15:49~17:50の枠 | ||
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月曜:バラエティ番組再放送2本立て 火・水・木曜:サスペンス傑作劇場 金曜:激テレ★金曜日 |
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