悪魔の降誕祭
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悪魔の降誕祭(あくまのこうたんさい) は、推理作家横溝正史が著した長編推理小説である。 角川文庫『悪魔の降誕祭』(ISBN 4-04-355503-2)に収録されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
昭和32年12月20日、金田一耕助が等々力警部のもってきた事件の関係で外出しようとした刹那、小山順子と名のる女性から相談の電話が入った。
等々力警部の件を優先することにした耕助は、彼女に夜九時までに自分のフラットに来るように伝える。
しかし、等々力警部の件にだいたい目鼻をつけて、八時三十五分にフラットへ戻ってきた耕助を待っていたのは、地味な鳶色のスーツをきた女性の死体であった。
悪い予感がすると言った等々力警部の「今夜十二時までわたしは本庁におりますから、なにか御用があったら遠慮なく電話をかけてください」と言った渋い微笑がうかんできた・・・
[編集] 主な登場人物
- 金田一耕助(私立探偵)
- 関口たまき(ジャズシンガー。本名 キヨ子)
- 志賀葉子(「小山順子」。たまきのマネージャー)
- 服部徹也(たまきの夫)
- 梅子(たまきの伯母)
- 由紀子(徹也の娘。たまきの養女)
- 可奈子(故人。徹也の元妻。由紀子の母)
- 道明寺修二(ピアニスト。たまきの恋人)
- 柚木繁子(道明寺の知人)
- 等々力大志(警視庁 警部)
- 山崎(緑ヶ丘荘管理人)
- よし江(山崎の妻)