弓道場
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弓道場(きゅうどうじょう)とは長弓を用いた日本独特の武道である弓道を行う為に設計された施設である。屋内弓道場と屋外弓道場の2種類ある。大半の大型公共運動場(施設)に併設されている。
[編集] 主な設備
- 射場:射手が的に向かって弓を引く場所。審判員席がある方向を脇正面、的の方向を的正面という。また脇正面には上座があり神棚、日章旗などが置かれる。
- 射位:的面からの距離が28メートル(近的)の位置。
- 本座:射位から数歩下がった位置。
- 審判席:競技などで審判、審査員が座る。
- 矢道・矢取り道
- 矢道:射場と的場までの矢が通る広間。途中に落ちた矢を保護するなどのために芝が敷かれるが、砂利、土、人工芝を用いることがある。
- 矢取り道:矢道の脇には矢取り道が設けられ、的場に矢を取りに行く者はここを通る。
- 的場
- 近的
- 安土:的をかけ、矢を受け止める砂。敷面は射場と同じ高さにする。川砂や山砂を適度に混ぜ合わせ、傾斜が付くように盛る。土が持ち込めない場所では土以外の素材が用いられる。
- 看的所:安土の脇にあり、競技の際に看的をする者が詰めたり、的や安土を整備するための道具を収納したりする部屋又は小屋。
- 近的
- その他の設備