岡多線
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岡多線(おかたせん)は、愛知県岡崎市の岡崎駅から岐阜県多治見市の多治見駅を結ぶ計画だった日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線である。
改正鉄道敷設法別表第70号の2「愛知県岡崎ヨリ挙母ヲ経テ岐阜県多治見ニ至ル鉄道」である。愛知県側は、愛知環状鉄道愛知環状鉄道線(岡崎~瀬戸市)として開業している。
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[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):約59.1km(岡崎~多治見、うち未成区間は約20km)
- 軌間:1067mm
- 駅数:22駅(起終点駅含む。岡崎~多治見、うち未開業の瀬戸市~多治見の途中駅は不確定の為含まず。)
- 複線区間:あり(一部複線、一部単線)
- 電化区間:あり(全線電化)
- 閉塞方式:自動閉塞式
[編集] 歴史
- 1927年(昭和2年)3月31日 予定線編入
- 1957年(昭和32年)4月3日 調査線
- 1959年(昭和34年)11月9日 工事線
- 1964年(昭和39年)4月22日 日本鉄道建設公団調査線
- 1965年(昭和40年)8月 岡崎~新豊田間着工
- 1970年(昭和45年)10月1日 国鉄岡多線として岡崎~北野桝塚間(8.7km)が開業。貨物営業のみ。
- 1971年(昭和46年)10月1日 北岡崎駅開業。
- 1976年(昭和51年)4月26日 北野桝塚~新豊田間(10.8km)が延伸開業。全線で旅客営業開始。中岡崎駅開業。
- 1979年(昭和54年)5月27日 豊橋-岡崎-新豊田間で第30回全国植樹祭に出席する昭和天皇の便を図って、お召し列車運行。
- 1985年(昭和60年)1月1日 北岡崎~北野桝塚間貨物営業廃止。
- 1986年(昭和61年)5月27日 第3次特定地方交通線として承認。
- 1986年(昭和61年)8月11日 岡多線を愛知環状鉄道へ転換決定。新豊田~瀬戸市間(と瀬戸線瀬戸市~高蔵寺間)の工事区間を引継決定。
- 1986年(昭和61年)9月19日 愛知環状鉄道設立。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)に承継。日本貨物鉄道が岡崎~北岡崎間の第二種鉄道事業者となる。
- 1988年(昭和63年)1月31日 愛知環状鉄道へ転換。新豊田~瀬戸市間(19.6km)(と瀬戸線瀬戸市~高蔵寺)が延伸開業。六名駅、大門駅、末野原駅、新上挙母駅開業。
- 2001年(平成13年)12月23日 中岡崎~北岡崎間、北野桝塚~三河上郷間複線化。
- 2004年(平成16年)10月10日 八草駅を万博八草駅に改称。
- 2004年(平成16年)11月15日 東海道本線と共用していた岡崎駅構内を別線化。
- 2005年(平成17年)3月1日 愛環梅坪駅、貝津駅開業。名古屋駅よりエキスポシャトルが乗り入れ開始(9月30日まで)。
- 2005年(平成17年)10月1日 万博八草駅を八草駅に戻す。愛環線と中央本線(岡崎~高蔵寺~名古屋)間の本格直通運転を開始。
[編集] 設置予定駅
瀬戸市駅 - 瀬戸記念橋駅 - 品野駅 - 市之倉駅 - 大畑駅 - 多治見駅
営業中の区間である、岡崎~瀬戸市間は愛知環状鉄道線の項目を参照。
[編集] 関連項目
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