岡三証券
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岡三証券株式会社(おかさんしょうけん、Okasan Securities Co., Ltd.)は日本の証券会社。本店所在地は東京都中央区日本橋一丁目。
1923年、三重県津市にて創業。創業80周年の2003年10月、いわゆる「準大手証券会社」としては初めて持株会社体制に移行し、旧「岡三證券」は証券持株会社「岡三ホールディングス」となり、完全子会社の新「岡三証券」が業務を継承した。このときに「しょうけん」の字が変わっている点に注意。
創業以来、創業家である加藤一族が代々社長に就いていたが、2006年6月に当時専務であった田中健一氏が社長に就任した。準大手の中では独立色が強い。社名の由来は、創業者・加藤清治が三人兄弟であったことと、創業当時に支援を受けた人物の姓「岡副」氏からきている。
創業から1949年まで津に本社を置いていた関係から、三重県内の支店数は11と、全店舗数の1/6弱を占めるなど、三重県とのつながりが強い。持株会社に移行する前の旧岡三証券は株主総会を津で開いていた。
[編集] 沿革
- 1923年4月4日 「岡三商店」として創業。
- 1944年8月25日 「岡三證券株式会社」(現在の岡三ホールディングス)設立。
- 2003年4月10日 「岡三証券分割準備株式会社」設立。
- 2003年10月1日 岡三証券分割準備が岡三證券から証券業の営業を譲り受け、「岡三証券株式会社」として営業開始。