岐阜県立多治見高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
多治見高等学校 | |
設置者 | 岐阜県 |
学区 | 東濃学区 |
設立年月日 | 1923年(大正12年) |
合言葉(校訓) | 進取、努力、創造 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
学科 | 普通科 普通科自然科学コース |
所在地 | 〒507-0804 多治見市坂上町9-141 |
電話番号 | 0572-22-4155 |
外部リンク |
岐阜県立多治見高等学校(ぎふけんりつ たじみこうとうがっこう)は岐阜県多治見市にある公立高校。創立は大正に遡る東濃学区でも有数の歴史がある伝統校である。1960年から1980年までは岐阜県立多治見女子高等学校という女子校であったが、1980年に現校名に改称し共学化された。
通称は多治高(たじこう)もしくは多高(たこう)。東濃学区の進学校の一つで、主に多治見市・瑞浪市・土岐市などの東濃西部に在住している生徒が多い。同じ市内にある多治見北高校が「自由」をモットーとするのに対して、多治見高校の方はどちらかといえば厳しい校風といわれている。
目次 |
[編集] 学校概要
- 創立 1923年(大正12年)
- 所在地 多治見市坂上町9-141
- 学科
- 全日制普通科
- 全日制普通科自然科学コース
- 校訓
- 進取、努力、創造
- 制服
- 男女共にブレザーが指定されている。(岐阜県の公立進学校で男子の制服にブレザーが採用されている高校は珍しい。)
[編集] 沿革
[編集] 岐阜県多治見女子高等学校
[編集] 多治見市立多治見女子高等学校
- 1926年 豊岡裁縫女学校が設立される
- 1929年 豊岡町に移管され、校名が可児郡豊岡実践女学校に改称される
- 1935年 青年学校令により土岐郡多治見実践女学校となる
- 1940年 実業学校令により多治見高等実践女学校となる
- 1947年 女学校令により多治見市立多治見高等女学校となる
- 1948年 4月・学制改革により多治見市立多治見女子高等学校となる
[編集] 岐阜県多治見高等学校
[編集] 岐阜県立多治見高等学校
- 1948年 9月・学校再配置により、岐阜県多治見女子高等学校・多治見市立女子高等学校・岐阜県多治見高等学校が統合し「岐阜県立多治見高等学校」となる(設置課程は全日制普通科・商業科、定時制家庭科)
- 1950年 定時制商業科を設置
- 1953年 全日制商業科を廃止、全日制家庭技芸科を設置
- 1956年 家庭技芸科を家庭科に改組
- 1959年 全日制・定時制共に家庭科を廃止
- 1960年 校名を岐阜県立多治見女子高等学校と改称、女子校となる
- 1980年 校名を再び岐阜県立多治見高等学校とし、共学化される
- 1997年 普通科自然科学コースが新設される
[編集] 特色
[編集] 学校設備
- 全教室にエアコンが設置されており、良好な学習環境が保たれている。
- 図書室は52000冊と県内の高校でもトップクラスの蔵書数で、電動式の書架ともなっており充実している。
[編集] 学習の特色
- 1週間が学習優先日と部活動優先日がに分けられており、学習と部活動の両立が目指されている。
- 土曜日・長期休業時には補習を積極的に開講するなど有効利用が図られている。
- 1年生時には「無言学習」という県下でも珍しい活動が行われているほか、3年生時には希望者による校外の学習合宿も行われる。
- 自然科学コースでは理数科目の学習に重点が置かれており、課題研究や体験学習など普通科にはない特色ある教育も取り入れられている。
[編集] 学校行事
- 2年生時には修学旅行が行われるが、多治見高校では修学旅行の計画をクラス単位で行う「クラス別修学旅行」が行われている。
- そのほか主な年間行事として、文化祭である「桔梗祭」や運動会として「陸上競技会」などが行われている。
[編集] 部活動
全般的に運動系部活動はあまり強くないものの、文化系部活動では合唱部が過去には全日本合唱コンクールで銀賞を受賞するなど有名なほか、吹奏楽部も第43回岐阜県吹奏楽コンクールで金賞を受賞するなどの活躍が見られる。
- 運動系部活動
- 陸上部
- 水泳部
- バスケットボール部
- 剣道部
- サッカー部
- 弓道部
- バレーボール部
- 卓球部
- バドミントン部
- 硬式野球部
- テニス部
- ハンドボール部
- 文化系部活動
- 演劇部
- 合唱部
- 吹奏楽部
- 放送部
- 美術部
- 茶菓道部
- 文芸部
- 科学部
- パソコン部
- ESS同好会
- 家庭クラブ
[編集] 進路状況
ほぼ全員が上級学校に進学し、そのうちの8割程度の生徒が四年制大学へと進学する進学校である。学力向上に熱心であり、習熟度別少人数授業や補習・7限授業などが行われている。東濃学区の中では多治見北高校・恵那高校に次ぐ進学実績をほこり、岐阜大学や信州大学を中心に毎年60名前後の国公立大学合格者を出している。私立大学には地元の大学である名城大学や南山大学・愛知淑徳大学などの合格者数が多い。
- 2006年入試(卒業生約230名) 国公立大学合格者数 52名 私立大学合格者数 302名
[編集] 交通機関
- 東鉄バス 「多治見高校口」停留所下車