山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
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山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場(やまなしけん・こせスポーツこうえん・りくじょうきょうぎじょう)は、山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園内にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は山梨県が所有し、山梨県体育協会が指定管理者として運営管理にあたっている。
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[編集] 概要
- 交通 JR東海身延線南甲府駅から徒歩で40分。タクシーを利用する場合は10分。バスを利用する場合はJR東日本中央本線甲府駅から山梨交通バス小瀬スポーツ公園下車すぐ。
- なお、南甲府駅から利用する場合列車の停車本数が限られているので、できるだけなら甲府駅から路線バスを乗り継いで利用した方がよいだろう。
- スタジアム 日本陸連公認第1種トラック(8レーン)、天然芝ピッチ
- スタンド 全体で17,000人収容。
- その他 電光掲示板、ナイター照明設備4機
- 周辺(付属)施設 補助陸上競技場、球技場、硬式野球場、武道館、体育館、アイスアリーナー
- 注意事項 ヴァンフォーレ甲府は練習を行う際、この小瀬の陸上競技場(補助含む)と球技場の他に、日によっては同じ甲府市内にある市営緑が丘スポーツ公園陸上競技場を使用する場合がある。
[編集] 経緯
1986年に山梨県で開催された、『かいじ国体』の陸上競技施設として建設されたスタジアムである。 完成当初の収容人数は13,000人、メインスタンドとバックスタンドはベンチ席でサイドスタンドは芝生席であった。
かいじ国体開催時はサイドスタンドに仮設スタンドを増設し20,000人収容(両サイドスタンドで10,000人)としていた。
- 小瀬スポーツ公園での公式サイトには2005年の改修までこの数値が使われた。(現在は17,000人となっている。)
- Jリーグにこの数値で申請したところ、サイドスタンドの芝生席はせいぜい3,000人程度と回答されたため、Jリーグの公式サイトには13,000人収容となった。
[編集] 改修
[編集] 1997年改修
ヴァンフォーレ甲府がJリーグに加入するにあたり、J2の規格に合わせるため電光掲示板の設置及び1500ルクス級のナイター照明設備を新たに設置。
[編集] 2003年改修
完成当初からピッチの芝は冬の霜対策として冬芝を使用していた。 しかし冬芝は盆地特有の夏の気候に耐えられず、また元々は湿地帯の上に建てられたため水はけが悪く、結果芝か枯れる事態に陥り、土がむき出しになったり地面が固くなったりしたためJリーグの試合に支障をきたしたため、シーズン終了後に夏芝への張替えおよび土の入れ替えを行なうことになった。
尚、芝の張替えおよび養生が2004年4月までかかったため、3月に開催するJリーグの試合に間に合わず、この間甲府のホームゲームは松本平広域公園球技場を使用していた。
[編集] 2005年改修
2005年3月から1年間の予定でJ1基準の15,000人以上収容に合せるための改修工事を実施した。工事の内容は、大まかに分けて以下の2つの内容になっている。
- 第1期 2005年3月-9月 ゴール裏芝生席を座席(ホーム・アウェーとも2,500席=合計5,000席)に変更。
- 第2期 2005年7月-2006年3月 バックスタンド(座席)を2,000席増設。
この工事により、全体の収容人員は17,000人になる。工事はスタジアムを閉鎖せず、甲府の試合開催と並行して行われたため、2005年シーズンの10月までは、ゴール裏スタンド(7月からはバックスタンドの一部も)を一部使用中止にして試合が行われた。さらに、当初の工事には予定されていないが、2005年12月7日に行われた柏レイソルとのJ1・J2入れ替え戦において、試合終了直前に夜間照明の電源が落ちた事から、これへの対応も迫られている。
なお、2005年10月にゴール裏スタンドの座席化工事が完了したことに伴って、2005年シーズンのヴァンフォーレ主催ゲーム残り5試合のうち4試合では同席を「全県ホームタウン化記念キャンペーン」として、対象となる市町村在住・在勤・在学者を対象に事前申し込みの無料招待キャンペーンを行った。
[編集] 外部リンク
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