小島貞博
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小島 貞博(こじま さだひろ、1951年11月10日 - )は、JRAの元騎手であり現在は調教師。北海道出身。栗東所属。また、同厩舎初の重賞制覇をもたらした田嶋翔騎手は次女の娘婿に当たる。
[編集] 騎手時代
1971年に栗東の戸山為夫厩舎所属でデビュー。順調に勝ち星を積み重ねると、1978年の京都大障害(秋)で初重賞制覇。1982年には当時春と秋に分かれて施行されていた中山大障害をキングスポイント(名馬テンポイントの全弟)で両方制する等、障害競走で活躍を見せた。
平地競走の方でも忘れてはならないのがミホノブルボンとのコンビである。同馬にて1991年朝日杯三歳ステークスと、1992年皐月賞、日本ダービーのクラシック二冠を制した。菊花賞は惜しくもライスシャワーの前に2着に屈したが、師匠の戸山為夫の最高の管理馬である。
1994年にはチョウカイキャロルに騎乗し優駿牝馬(オークス)を制覇。前年に師匠を亡くしていた小島は「いい恩返しができました」とレース後の勝利ジョッキーインタビューでコメントしている。
1995年にはタヤスツヨシで2度目の日本ダービー制覇を果たし、史上10人目の日本ダービー2勝騎手となった。
その後2001年に調教師免許を取得し、同年引退。
[編集] 騎手としての成績
- 平地競走 4389戦427勝
- 障害競走 333戦68勝
- 重賞勝利 27勝(GI5勝)
[編集] 調教師時代
2003年に開業。初年度から二桁勝利を挙げる順調な滑り出しを見せると、2005年にはテイエムチュラサンがアイビスサマーダッシュを優勝、初の重賞勝利をもたらす。またテイエムドラゴンが中山大障害を優勝。騎手時代とあわせての優勝となった。 ちなみにテイエムチュラサンの主戦である田嶋翔騎手は娘婿である。