定山湖
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定山湖(じょうざんこ)は北海道札幌市南区にある人造湖。豊平川を豊平峡(ほうへいきょう)ダムにより堰き止めたことによってできたダム湖である。上流部には豊平峡大橋が架かっている。
ダム湖の名称は、定山渓温泉の開祖である僧侶・美泉定山の名前に因む。
札幌市南区定山渓7区の豊平川上流にアーチ式コンクリート方式の多目的ダム豊平峡ダムが竣工したのは昭和47年のことである。国土交通省北海道開発局によると、湛水面積は1.5平方キロメートル、総貯水容量4710万平方メートル、満水標高はEL=475.00メートル、水道取水量(1日あたりの最大値)は52万立方メートルとなっている。また、最大出力50000キロワットの水力発電や観光放流も行われている。
同湖畔は紅葉の名所であることから、ダムサイトにはダム管理事務所の他にレストランやダムミュージアム「ひふみみはなめ」がある。また、付近には豊平峡温泉もある。さらに、札幌市定山渓自然の村もダムの近くにある。
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環境対策のため一般車の進入は制限されている。ダムサイトへの交通手段は、唯一乗合の電気自動車(マイクロバス)のみである。麓にある駐車場から電気自動車に乗車することになる。また、豊平峡大橋へは、国道230号線定山渓トンネル出口から林道を徒歩で約40分程のところにある。