官営模範工場
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官営模範工場(かんえいもはんこうじょう)は、明治政府が殖産興業の政策のため、率先して新しい産業を興すべく創設した工場である。
明治維新後、政府は幕府や諸藩の造船所や鉱山などの事業を引き継ぐとともに、工部省などが官営模範工場を新たに開設し、日本の近代化、資本主義化を図った。
西南戦争後の財政難のため、1880年に「官営工場払下概則」が施行された後に軍需部門を除いて民間に払い下げられたものが多い。これらは財閥の形成を促すとともに、日本の産業の中核を担う役割を果たした。
[編集] 事例
開設年 | 工場名 | 払下年 | 払下先 | 払下価格 |
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1872年 | 富岡製糸場 | 1893年 | 三井財閥 | 12万1460円 |
1873年頃 | 深川セメント製造所 | 1884年 | 浅野総一郎 西村勝二 |
6万1742円 |
1877年 | 新町紡績所 | 1887年 | 三井財閥 | 14万1000円 |
1879年 | 千住製絨所 | 1887年 | 陸軍省 | - |
1881年 | 愛知紡績所 | 1886年 | 篠田直方 | |
1882年 | 広島紡績所 | 1882年 | 広島綿糸紡績 | 1万2570円 |