孫悟天
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孫 悟天(そん ごてん)は、漫画『ドラゴンボール』及びアニメ『ドラゴンボールZ』に登場する後期の主要人物のひとり。アニメ版の声優は孫悟空、孫悟飯と同じく野沢雅子。
原作では其之四百二十四 「ビーデル緊急出動!!」、アニメでは『ドラゴンボールZ』第200話「あれから7年!今日から僕は高校生」でそれぞれ初登場。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
悟空とチチの次男であり、悟飯の弟。地球人とサイヤ人とのハーフ。悟空が死の直前、セルゲーム前に残していった忘れ形見とも言うべき子。少年時代の容姿は、兄の悟飯よりも父親の悟空に似ていた。
7歳にして「怒り」のきっかけも皆無のまま、超サイヤ人に覚醒。一方で舞空術を身に着けていなかったため、悟飯からは順序がでたらめと突っ込まれたが、兄に直々教わったことで飛行できるようになった。兄の悟飯に比べると潜在能力は格段に落ちる。お兄ちゃん子で悟飯を非常にしたっている。
ベジータの息子であるトランクスとは大の仲良しで、普段対戦ごっこなどをして遊んでいる。
第25回天下一武道会では、少年の部でトランクスと対戦。ほぼ互角の闘いをするが、最後は場外負けを喫した。その後魔人ブウが出現した際には、フュージョンでトランクスと合体し、ゴテンクスとなって活躍する。
青年期になると、トランクス同様修行はサボりがちだった様子(悟空の発言より)。また、デートの予定がある等、恋人の存在を伺わせている。
未来から来たトランクスが居た世界では孫悟空が心臓病で死亡してしまった為、悟天は誕生していない。
名前の由来は「悟空よりさらにスケールの大きな天を悟る」という意味。
[編集] 年表
- エイジ767年 - 誕生。
- エイジ774年 - 特に理由もないまま、超サイヤ人に覚醒。その後、第25回天下一武道会に出場し、少年の部で準優勝。
- 魔人ブウ復活後は、フュージョンによってゴテンクスとなり、ブウと戦う。吸収され、地球消滅と共に死亡するが、その後ドラゴンボールで生き返る。
- エイジ784年 - 第28回天下一武道会に参加。
[編集] 孫悟天の必殺技
- かめはめ波
- 元々は亀仙人が開発した技。恐らく悟飯から習ったものと思われる。トランクスに使うが「かめかめ波」といい間違え(劇場版においては正しく言えている)、気のコントロールが不完全だった為控え室の屋根を少し破壊してしまう。
- 舞空術(ぶくうじゅつ)
- 当初は使用できなかったが、悟飯の指導ですぐに飛べるようになった。元は鶴仙流独自の技。
[編集] 劇場版への登場
Z劇場版10作目『危険なふたり!超戦士はねむれない』で初登場。トランクス、ビーデルと共にドラゴンボール探しに出かける(食べても食べてもなくならないお菓子の国が願い)。道中怪物(恐竜)に苦しめられる村ナタデ村に立ち寄り囮を引き受ける。その時お供え物をつまみ食いしようとした事をビーデルに注意され大泣き(嘘泣き)し、ブロリーを呼び起こすきっかけになる。最後は悟空、悟飯、悟天の三代親子かめはめ波によりブロリーを消滅させる。
Z劇場版11作目『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』ではサタンの乗る車にトランクスと共に密行。メイクイーン城にてバイオ戦士や暴走するバイオブロリーと闘う。
Z劇場版12作目『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』ではトランクスと共に復活した独裁者軍団と戦う。
Z劇場版13作目『龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では悟空や悟飯、トランクスと共にヒルデガーンと戦う。
[編集] 補足
髪型は父である悟空と同じだったが、17歳の時までには、悟空と間違われないよう強引に髪型を変えていた。月日が経つと地球人同様髪の毛が伸びていた悟飯に対し、悟天は髪型を変える以前は悟空同様、別の髪型が登場していない。これに対し、悟天の方が「より悟空からのサイヤ人の血を受け継いでいた」と考えるファンもいる。
[編集] ドラゴンボールGT
『ドラゴンボールGT』では修行をサボりだらけてる中ベジータの提案で突然宇宙に行かされそうになったが、パンが密航し宇宙船を勝手に発射させたが為に地球に残留。
その九ヵ月後、恋人のパレスとデートするシーンがあるが、その最中でベビーが現れて体を乗っ取られてしまう。
戦闘面ではトランクス同様修行不足が目立ちやられてしまうことが多い。