奥武山野球場
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奥武山野球場(おうのやま・やきゅうじょう)は、沖縄県那覇市の奥武山総合運動公園内にある野球場。同県が運営管理している。
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[編集] 歴史
1960年11月30日、沖縄県内初の本格的な野球場として完成。以後、高校野球、社会人野球など県内のアマチュア野球公式戦の他、プロ野球公式戦も数度開催された。
内野スタンドは三塁側は外野席付近まであるが、一塁側が当時の技術的問題で一塁ベンチの上までしかなく、左右非対称。外野席は全て芝生席である。
しかし老朽化が進んだため、県から市に移管して改築される事となり、2006年11月から解体・撤去工事を実施し、翌2007年10月に新球場の建設に着工する。基本計画では、フィールドは両翼100m、中堅122mとし、内野を土、外野を天然芝で舗装する。スタンドの収容人員は30,000人で6基の照明設備を備え、2010年度中の完成を目指す。また隣接地には屋内体育施設や屋外ブルペンも建設され、総事業費は77億円を予定している。完成後はプロ野球公式戦やキャンプの開催誘致を目指している。
なお、那覇市教育委員会では新球場の仮称を「那覇市営奥武山野球場」としており、完成後の運営には指定管理者制度を、また球場名に企業名や商品名を入れる施設命名権(ネーミングライツ)をそれぞれ導入する事を検討するとしている。
[編集] 施設概要
- 両翼:97.5m、中堅:122m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- 収容人員:20,000人
- 照明設備:なし
- スコアボード:パネル式(手書き)
[編集] 交通
- 那覇空港から車で約15分
- 沖縄都市モノレール線(ゆいレール)・奥武山公園駅または壺川駅から徒歩約10分