契約社員
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契約社員(けいやくしゃいん)とは企業などと有期の期間での雇用契約を結んで職務に従事する社員のことを言う。期間社員、期間従業員などともいう。特に工員として勤務する場合は期間工などともいう。
[編集] 従業員
法律上の用法とは異なり、社会通念上、「契約社員」は民間企業の「従業員」のうち、有期の直接雇用契約を結んだケースを指す。またこのうち、アルバイトなどとの区分は不明瞭であるが、一般的にはアルバイトが、雇用契約書を交付せず、給与体系が時給制である場合にくらべ、月給制+残業代+諸手当となるケースが多い。
[編集] 特徴
- 有期契約である - ある程度の継続性はあるが、基本的には、3ヶ月や半年程度の期間での有期雇用契約である。
- 各種手当て - おおむね交通費や社会手当などは、正社員などとほぼ同様であるが、退職金などの支払いは発生しないケースが一般的である。
- 安定性 - 正社員などと異なり、継続的な雇用が保障されていないため、企業の業績などにより、アルバイト、派遣社員に次いで雇用不安を持っている。
- 労働組合 - 建前としては結成・加入する資格はあるが、結成・加入を認めていない企業・組合が多い。
[編集] 関連項目
- 日本航空の組合問題#弱者への無関心
- 契約制客室乗務員
- 嘱託社員(定年後も引き続き勤務する一種の契約会社員のこと)