大阪ニセ夜間金庫事件
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大阪ニセ夜間金庫事件(おおさかにせやかんきんこじけん)は1973年に起きた窃盗未遂事件。
1973年2月25日、大阪市北区梅田の三和銀行阪急梅田北支店の夜間金庫に客が現金を投入したところ、金庫の表面が膨れあがり、不審に思った客が警備員に連絡。駆けつけた警備員と銀行職員が調べ、すぐにニセの夜間金庫と判明。近くに有る本物の夜間金庫には、ニセの夜間金庫に客を誘導する為に故障中の張り紙がされていた。
ニセの夜間金庫はベニア板製であり、客の投入した現金(約二千五百万円)でいっぱいになって割れてしまったが、外観はステンレスで装飾するなど一見ニセものだとは判らない造りになっていた。 ニセの金庫の材料入手先などから犯人検挙へ向け捜査されたが、1980年に時効が成立した。
犯人の犯行のアイデアとユーモアを感じさせる失敗から何度かテレビドラマ化された。
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