大前研一
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大前 研一(おおまえ けんいち、1943年 - )は、日本の経営コンサルタント、経済評論家である。北九州市若松区出身。
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[編集] 略歴
公立中学校に在学中、知能検査でIQ216を記録し、話題となる。神奈川県立横浜翠嵐高等学校を経て東京大学文科1類を受験するも失敗、早稲田大学理工学部に。卒業後は東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を取得。全額奨学金を得て渡米し、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。
石油資源が数年で枯渇してしまうと言う誤った論文を信じ、原子力の道へ進む。日立製作所にて高速増殖炉の設計技師となった後、2年後にマッキンゼーに転職。同社の会長、日本支社長、アジア太平洋支局長を務める。
1992年11月政策市民集団として、「平成維新の会」を設立し、同会の代表に就任。江田五月(シリウス)、細川護煕(日本新党)、小沢一郎(自民党羽田派)と並び、「日本4大改革派」と言われた。当初は直接政界進出せず、他党派の議員・候補者を推薦・支持するという形を取っていた。1995年参院選比例区に自身を含め10人出馬するも、全員落選。直後に解散。
1995年には東京都知事選に立候補するも、惨敗。当選したのは青島幸男だった。
「大前研一敗戦記」なる書物を出版し、周辺の財界人から疎んじられ、私財6億円を失ったことを告白している。
ビジネス・ブレークスルー大学院大学の学長も務め、同大学院を含む株式会社ビジネス・ブレークスルー社は2005年12月に東証マザーズ上場を果たす。特定非営利活動法人政策学校一新塾の塾長を務める。
教育関連事業会社ビジネスブレークスルー社を設立。起業家養成学校「アタッカーズ・ビジネススクール」、管理者養成プログラム、大前経営塾、SKY PerfecTV!によるビジネス番組放送サービス、e-ラーニングによるMBA等を運営。MBAは今まで三つ設立。アメリカ南カリフォルニア大学MBA(終了)、ボンド大学大学院 - ビジネス・ブレークスルー MBAプログラム、そして自身単独による全てがe-ラーニングからなるビジネスブレークスルー大学院大学のMBAである。現在、海外MBA取得プログラムは、ボンド大学大学院 - ビジネス・ブレークスルーMBAプログラムのみ開講中。 (事業内容は右記サイトに詳しい。www.bbt757.com) このたび東証マザーズに上場を果たした。
海外での評判は日本以上で国相手のコンサルタントも行っている。
[編集] 大前研一の運営するビジネススクール
ボンド大学大学院 - ビジネス・ブレークスルーMBAプログラム
ビジネス・ブレークスルー大学院大学
アタッカーズ・ビジネススクール
大前経営塾
[編集] 著書
ビジネス一般 「ザ・プロフェショナル」ダイヤモンド社 2005年9月29日/「東欧チャンス」 小学館 2005年6月16日/「ニュービジネス活眼塾」 プレジデント社 2005年5月30日/「THE NEXT GLOBAL STAGE Wharton School Publishing」 2005年3月16日/「考える技術」 講談社 2004年11月4日/「日本の真実」 小学館 2004年6月28日/「大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールPartV」 プレジデント社(大前研一のアタッカーズスクール編) 2003年9月18日/「ドットコム仕事術」 小学館 2003年7月20日/「実戦!問題解決法」 小学館(斉藤顕一と共著) 2003年6月10日/「実践!MBAトレーニング 新・ビジネス思考 ボンド大学・BBT MBAプログラム」 PHP研究所、大前研一編著 2002年12月13日/「ビジネス ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術」 小学館 2002年12月1日/「中華連邦~台湾からの明日の中国がみえる~」 PHP研究所 2002年11月1日/「中国シフト」 小学館 2002年6月26日/「なぜあなたはやらないのか」 小学館文庫 2002年5月1日/「チャイナ・インパクト」 講談社 2002年3月29日/「サラリーマンIT道場~Pathfinder III」 小学館 2002年3月20日/「やりたいことは全部やれ!」 講談社/講談社文庫 2001年12月3日/2005年5月15日/「大前研一 新・資本論~見えない経済大陸へ挑む」 東洋経済新報社 2001年10年 25日/「大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールPartIV」 プレジデント社(大前研一のアタッカーズスクール編)2001年8月23日/「勝ち組の構想力~21世紀われわれはいかに富を創出するか(田原総一朗との共著)~」 PHP研究所 2001年7月27日/「e-ブレークスルー」 ダイヤモンド社 2001年2月16日/「港湾IT革命~港が変わると日本が変わる~」 プレジデント社(大前研一監修・港湾情報化研究会編・著) 2000年6月8日/「ドットコム・ショック~新旧交代の経済学~」 小学館 2000年4月1日/「メンタル・ブロックバスター~自由な発想を妨げる6つの壁をぶち破れ~」 プレジデント社(ジャイムズ・L・アダムズ著・大前研一監修・アタッカーズ・ビジネススクール訳) 1999年12月8日/「新装版 企業参謀~戦略的思考とはなにか~」 プレジデント社 1999年11月9日/「一人勝ちの経済学 ~選択をやめた日本人~」 光文社 1999年8月30日/「大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール Part III~企業家スキルと事業アイデア養成講座~」プレジデント社(大前研一のアタッカーズスクール編著) 1999年8月5日/「金融の論点'98」 ダイヤモンド社(経済関係19人との共著) 1998年7月24日/「普通のキミでも起業できる!」 ダイヤモンド社(大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール+フォーサイト編著) 1998年7月16日/「デジタル革命とニュービジネス 大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールPartII」プレジデント社(大前研一のアタッカーズスクール編著) 1997年11月7日/「大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール【起業家養成塾】」 プレジデント社(大前研一のアタッカーズスクール編著) 1997年2月7日/「Just Do It-さあやりなおそう」(1995年12月半ば) 小学館 1995年12月半ば/「金融危機からの再生」 プレジデント社 1995年11年30日/「ユーロプルナー(ヨーロッパの企業家たち)(訳)」 ダイヤモンド社<ヘンツラー著> 1995年4月1日/「インターネット革命」 プレジデント社 1995年1月30日/「異端者の時代-Attackers' Advantage」 マネジメント社 1994年6月1日/「平成官僚論」 小学館 1994年5月14日/「自由奔放のマネジメント[上・下] (監訳)」 ダイヤモンド社<ピータース著> 1994年1月1日/「理想の国」 The Japan Times 1993年4月1日/「マッキンゼー・ボーダレス時代の経営戦略」 プレジデント社(編著) 1992年10月1日/「証券・金融市場改革」 プレジデント社(丸山嘉浩と共著) 1991年11月1日/「ボーダレス・ワールド」 ・プレジデント社 新潮文庫 ・1990年11月・1994年/「地球時代の新視点」 ・プレジデント社・新潮文庫 ・1988年1月・1992年/「大前研一 日本経済に斬り込む」 文藝春秋社 1987年/「大前研一の日本企業生き残り戦略」 ・プレジデント社・新潮文庫 ・1987年2月・1990年/「イノベーション(訳) 」 TBSブリタニカ <フォスター著> 1987年1月1日/「ウイニング・パフォーマンス(訳) 」 プレジデント社<クリフォード・ガバナー著> 1986年3月1日/「エクセレント・リーダー(訳)」 講談社<ピータース著> 1985年10月1日/「トライアド・パワー」 ・講談社・講談社文庫 ・1985年12月・1988年/「ストラテジック・マインド」 ・プレジデント社・新潮文庫 ・1984年1月・1986年/「エクセレント・カンパニー」 ・講談社<ピータース/ウォーターマン著>(編訳)・講談社文庫[上・下]・英治出版 ・1983年7月・1986年・2003年7月/「続・企業参謀」 ・プレジデント社・講談社文庫 ・1977年1月・1986年/「企業参謀」 ・プレジデント社・講談社文庫 ・1975年5月・1985年/
政治
「ロウアーミドルの衝撃」 講談社社 2006年1月25日/「茹で蛙」国家日本の末路 ~日本が元気になる最後の一手~ ビジネス社(田原総一朗と共著) 2003年6月1日 /「大前研一の一新塾 PartII」 プレジデント社(一新塾編) 2001年10月1日/「Re-Boot! ~ ゼロからの出発 ~」 PHP研究所 2000年12月21日 「大前研一の一新塾 ~サバイバルニッポン~『新資本主義への挑戦』」 プレジデント社(大前研一の一新塾編著 2000年6月14日/「21世紀維新 ~栄える国と人のかたち~」 文春新書・文藝春秋 1999年10月20日/「新しい日本をつくるために私ができることあなたができること」 ダイヤモンド社 (大前研一と一新塾編著) 1999年3月4日/「“熱論”合州国家・日本~21世紀の国のかたち繁栄のかたち~」 PHP研究所 (共著) 1998年9月4日/「変わる世界 変われ日本! ~これが経済再浮上の条件だ~」 PHP研究所 1998年8月17日/「大前研一の『答え』はこれだ! ~官僚や政治家に任せるな~」 扶桑社(大前研一&平成フォーラム出版委員会編) 1998年5月10日/「時代の交代、世代の交代 さらば老害大国ニッポン!」 PHP研究所 1997年11月4日/「もう騙されないぞ!(Japan, X-rayed)~本当の問題の読み方~」 青春出版社 1997年6月1日/「『国家』の限界が見えてきた。~インターネット社会の『国家』と『個人』~」 ダイヤモンド社(大前研一の一新塾編著) 1997年4月3日/「アジア連邦の世紀~日本がアジアで成功する10の法則~」 小学館 1996年11月15日 /「税金って何だろう~哲学のない税制が日本をダメにする~」 ダイヤモンド社 1996年7月4日/「『知』のネットワーク-時代を動かす力」 イーストプレス 1996年6月28日/「なぜ日本は変われないのか」 ダイヤモンド社 (大前研一の一新塾編著) 1996年4月4日/「大前研一 敗戦記」 文藝春秋 1995年11月30/「アジア合衆国の誕生~United States of Asia~」 ダイヤモンド社(織山和久氏と共著) 1995年11月4日/「無党派時代の知恵 クラブハウス(大前研一の一新塾編著)」 1995年6月1日 「生活者たちの反乱」 小学館 1995年3月1日/「地域国家論-Ports of Entry」 講談社 1995年3月1日/「現代二都物語(訳)」 講談社<サクセニアン著> 1995年1月27日/「アジア人と日本人-マハティール、マレーシア首相との対話」 小学館 1994年11月20日/「うろたえるな、日本」 徳間書店(田原総一朗、ビル・トッテンと共著) 1994年10月31日/「新・大前研一レポート」 講談社 1993年11月1日/「大前研一のユイマールビジョン」 ボーダーリンク(沖縄懇話会編) 1993年4月1日/「日本大改造案」 徳間書店(田原総一朗と共著) 1992年11月1日/「平成維新PART II」 講談社 1992年6月1日/「生活者革命」 NHK出版 1991年12月1日/「世界の見方、考え方」 ・講談社・講談社文庫 ・1991年3月・1994年/「平成維新」 ・講談社・講談社文庫 ・1988年6月・1991年 「大前研一の新国富論」 ・講談社・講談社文庫 ・1986年10月・1990年/「世界が見える・日本が見える」 ・講談社・講談社文庫 ・1986年1月・1988年