夕張駅
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夕張駅(ゆうばりえき)は、北海道夕張市末広2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の駅である。
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[編集] 駅構造
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1892年11月1日 北海道炭砿鉄道追分~夕張間の開通にともない、現在の夕張石炭の歴史村付近に開業(初代)。
- 1906年10月1日 北海道炭砿鉄道国有化により、官設鉄道の駅となる。
- 1909年10月12日 国有鉄道線路名称制定により、夕張線に属する。
- 1923年 国鉄によって、駅舎を建てかえられる。
- 1981年10月1日 夕張線が石勝線に改称。同時に夕張支線の終着駅となる。
- 1984年3月31日 無人・簡易委託化。
- 1985年10月13日 夕張市役所裏に駅を移転(2代目)。
- 1990年12月26日 ホテルマウントレースイ前に駅を移転(3代目)。
- 1998年3月20日 キヨスク閉店に伴い簡易委託廃止、無人化。
◎主要産業の変化に伴い、駅は2度移転された。以前は石炭の運び出しの便を図るため市の奥地(現在の石炭の歴史村付近)に駅があったが、相次ぐ炭鉱閉山の影響により過疎化が急速に進行、夕張市は観光を主要産業に位置付け開発に乗り出し、市の中心部に近い市役所裏に移転した(2代目夕張駅)。
初代夕張駅はその後、石炭の歴史村の事務所(第三セクター「石炭の歴史村観光」と「夕張開発観光」の本社屋)に転用されていたが、道道夕張岩見沢線の切り替え工事にあたり、2006年10月4日に旧「ファミリースクールふれあい」(閉校した旭小学校を宿泊施設に転用したが、財政再建問題の関係で閉鎖)へ移転され、10月10日より解体作業が始まった。
2代目夕張駅は「数両の貨車」を繋いだものであり、街の玄関口として貧弱であるという声も強かった。その後、リゾート開発に伴い、新駅を設置する構想が浮上したが、駅間距離(3代目夕張駅の地点に新駅を設置する計画であった)の短さから実現せず、夕張駅自体が移動することになった(3代目夕張駅)。
2度の駅の移転にあたり、歴史的背景を無視している、路線短縮が路線廃止に繋がるという反対意見もあった。
[編集] 隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- 石勝線
- 鹿ノ谷駅 - 夕張駅