声帯ポリープ
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声帯ポリープはのど仏の裏側、喉頭にある声帯と呼ばれる器官の粘膜が一部腫脹または突出したもので、40-50歳代、やや女性に多いとされている。
人間は声帯という器官を振動させて声を出しているのだが、声帯に与える激しい刺激や炎症によって粘膜上皮下に出血が起きてしまう。このとき粘膜上皮下の血管が破れてしまい、血腫を作ってしまう。これが声帯ポリープと呼ばれるものである。発声を禁じれば自然に治る場合もあるが、切除しなければ治らないという例も多い。 他に声枯れをきたすものには、声帯結節、声帯溝症、喉頭の神経麻痺その他の疾患があるが、特に注意を要するのは喉頭癌などの悪性腫瘍である。声枯れが続くようであれば、早めに専門医を受診すべきである。
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