埋没毛
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埋没毛(まいぼつげ)とは、脱毛時に毛を剃ったり抜いたりした時に何らかの原因で毛穴が塞がり、皮膚の中で毛が発毛してしまうことを言う。埋もれ毛とも呼ばれる。
[編集] 原因
主に毛抜きや剃刀を用いて毛を処理した時に、皮膚が傷つき、そのかさぶたなどで毛が皮膚表面に出てこれなくなったり、毛抜きで脱毛時に、毛が切れたことによって毛の先が尖るなどの原因で、皮膚内を貫通してしまい、そのまま成長してしまう現象のことである。その結果、皮下に毛が埋まり肌が鳥肌状に荒れたりしてしまうが、ほとんどの場合、毛がこれ以上伸びないところまで放置しておくと、自然に分解され排泄されてしまう。しかし、場合によっては、色素沈着を起こしたり、炎症を起こし毛膿炎になることもある。
主に脱毛をする女性に多く、ワキやビキニラインなど、皮膚の弾力がなく毛の生える方向がまちまちの部位にできやすい。
[編集] 処置方法
皮膚科と相談し、レーザー脱毛を用いて、埋没毛の部位を取り除くのが最良の方法である。 また勧められないが、自分で処理する場合、よく消毒された針を用いて患部も消毒し、皮膚に消毒した針で軽く切開し、その穴から毛を取り出す方法もある。 また、タオルやアカスリなどで皮膚をこすり、毛を出す方法などもある。
[編集] 予防法
まずは毛抜きや剃刀を使った自己処理をやめることである。