国家記銘院
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国家記銘院(Instytut Pamieci Narodowej、略称IPN、国家記憶院とも訳される)とは、1998年12月18日制定の「国家記銘院法」に則って設立されたポーランドの公共機関。
国家記銘院の主目的はナチスと共産主義に関する犯罪の調査、資料の管理、資料の一般公開、犯罪者の告発、教育活動である。特に1989年以前の共産主義時代に当局によって処理がなおざりにされていた犯罪に焦点を当てている。
初代総裁はレオン・キェレス(Leon Kieres)で、ポーランド下院(Sejm)によって選任され、2000年6月30日より約5年半の任期を務めた。第2代総裁はヤヌーシュ・クルティーカ(Janusz Kurtyka)で、2005年11月29日より現職。
国家記銘院は大きく分けて次の4つに分けられる:
- ポーランド国民に対する犯罪を告発する特別権限を行使する主要委員会(Główna Komisja Ścigania Zbrodni Przeciwko Narodowi Polskiemu)
- 書類を準備し保管する事務局(Biuro Udostępniania i Archiwizacji Dokumentów)
- 一般向け教育の事務局(Biuro Edukacji Publicznej)
- 特定専門部会
国家記銘院による調査のうち最も広範囲にわたるものにはイェドヴァブネ事件やサロモン・モレル事件などがある。