四万温泉
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四万温泉(しまおんせん)は、群馬県吾妻郡中之条町(旧国上野国)にある温泉。
上毛かるたでは世のちり洗う四万温泉と詠われている。国民保養温泉地として第一号の指定を受けた。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 硫酸塩泉
[編集] 温泉街
四万川沿いに温泉街が広がる。温泉街は4つの地区に分かれる。それぞれ日向見、新湯、山口、温泉口地区である。日向見地区は四万温泉の発祥の地である。特に日向見温泉(ひなたみおんせん)と呼ばれる場合もある。
登録文化財にも指定されている旅館積善館の浴場、元禄の湯が有名である。
寸志で入浴可能な共同浴場、露天風呂が4軒存在する。河原の湯、御夢想の湯、上の湯、山口露天風呂である。飲泉場も3箇所存在する。
温泉街の名物の食べ物として、温泉街の電器屋で作られる温泉納豆がある。
[編集] 歴史
開湯伝説は2つ存在する。
- 源頼光の家臣碓井貞光による発見説。永延年間の発見と言われる。碓井貞光は日向守であったことから、四万温泉の開湯地を特に日向見温泉という。温泉名は、夢で「四万の病を治す霊泉」と教えられたことに因んで「四万温泉」となった。
- 坂上田村麻呂による発見説。延暦年間の発見と言われる。蝦夷征伐の際にこの地に立ち寄り、その際に温泉を発見したと言われる。
1563年にはじめて宿が出来て、徐々に温泉街が形成されていった。
1954年、酸ヶ湯温泉、日光湯元温泉とともに国民保養温泉地第一号に指定された。
2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉を利用していない民宿が2軒あったと報じられた。但し、意図的な偽装ではなく情報の開示が不十分であったとする意見もある。
[編集] 関連項目
- 温泉、温泉街、外湯、温泉番付
- 日本の温泉地一覧 - 日本の温泉画像一覧
- ファイト (朝ドラ) - 四万温泉が舞台となる
- 児玉清-戦時中、四万温泉に学童疎開。「ファイト」でも四万温泉に疎開歴のある温泉旅館の主人を演じた。