唐芋標準語
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唐芋標準語(からいも・ひょうじゅんご)とは、南九州で若者を中心に使われる新方言の一種である。
元々は訛りのキツイ生粋の鹿児島人が無理矢理、標準語を話した様を揶揄した俗語であったが、近年は鹿児島人が公用語として話す「語り口」を指す。鹿児島弁は各地で語彙や言い回しに差が激しい為、公の場では、もっぱら多用されている。
一方、宮崎弁は逆に抑揚がまったくなく、福井県のそれに近いが、都城・北諸県地域は宮崎弁と鹿児島弁が入り混じっており、千葉県のそれに近い。県北では大分に近い。
[編集] 主な言葉
[編集] 宮崎弁
- 宮崎弁には、「怖じ気づく」が転じた「おじい」、「よだけし」が訛った「よだきい」など、古語などから派生した言葉が少なくない。しかし1980年代以降は「おじい」が「お爺さん」につながるという勝手な解釈から「怖い」の乱暴(ぞんざい)な表現である「こえー」、「よだきい」に代わる「だりぃ」が使われ始めたのである。
また、「~こっせん?」という言葉は、若者の間でしか使われていない。