呉善花
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呉善花 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 오선화 |
漢字: | 吳善花 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
オ・ソンファ(ソナ) |
ラテン文字転写: | O Seonhwa |
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呉 善花(オ・ソンファ、1956年 - )は、韓国に生まれ日本で活躍している評論家である。韓国済州島(チェジュド)出身。大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際開発学部教授。
済州島にいた頃は知日家で、日本語を披露しては村民に喜ばれていたと語っている。一時反日主義に傾倒したが、来日し知日派へと移行した。韓国の大学に通っていた頃に、4年間の軍隊経験を経ている。日韓のビジネスマンとの通訳・翻訳のアルバイトをしながら、東京外国語大学大学院などに通ったと本人は語っている。在学中に発表した韓国人ホステスに関するルポルタージュ『スカートの風(チマパラム)』が話題を集め、注目された。後にシリーズ化し、『続 スカートの風』『新 スカートの風』が出された。
他、代表的な著作に、『「日帝」だけで歴史は語れない』、『攘夷の韓国 開国の日本』(山本七平賞受賞)などがある。日本国内では、保守的な韓国人評論家の1人であるが、母国では封建主義的体制の批判者としてリベラル派の評論家とみなす人も少なくない。
『スカートの風』のヒットに伴い、韓国では、呉善花は実在せず日本人が成りすましたのだという俗説が一部で流れ、呉善花探しが行われた。実在が確認されるとそうした虚報は消えていった。
[編集] 著書
- スカートの風(チマパラム) 日本永住をめざす韓国の女たち(1990年 三交社)
- 続・スカートの風(チマパラム) 恨(ハン)を楽しむ人びと(1991年 三交社)
- 新・スカートの風(チマパラム) 日韓合わせ鏡の世界(1992年 三交社)
- 日本の驕慢・韓国の傲慢 新日韓関係の方途(1993年 徳間書店) 渡部昇一と共著
- 向かい風 日韓=異文化の交差点から(1994年 三交社)
- 恋愛交差点 韓国人と日本人=それぞれの愛の風景(1994年 角川書店)
- ワサビと唐辛子 恨の国・韓国から見た「受け身文化」の国・日本(1995年 祥伝社ノン・ブック)
- 韓国の激情・日本の無情 日韓反目の壁を超えて(1996年 徳間書店) 渡部昇一と共著
- 攘夷の韓国 開国の日本(1996年 文藝春秋)
- 化粧するアジア 華人都市の消費事情(1996年 三交社)
- 「日帝」だけでは歴史は語れない 反日の源流を検証する(1997年 三交社)
- 日本人を冒険する あいまいさのミステリー(1997年 三交社)
- これでは困る韓国 ニュ-カマ-韓国人の対話(1997年 三交社) 崔吉城と共著
- 日本が嫌いな日本人へ(1998年 PHP研究所)
- 日本の瀬戸際 沈没する日本浮上する日本(1999年 日本教文社)
- 私はいかにして〈日本信徒〉となったか(1999年 PHP研究所)
- 韓国併合への道(2000年 文春新書)
- 「反日」を捨てる韓国(2000年 PHP研究所)
- 生活者の日本統治時代 なぜ「よき関係」のあったことを語らないのか(2000年 三交社)
- 縄文思想が世界を変える 呉善花が見た日本のミステリアスな力(2001年 麗澤大学出版会(広池学園事業部))
- 「脱亜超欧」へ向けて 日本は欧米・アジアの限界をどう超えるか(2001年 三交社)
- 「反日韓国」に未来はない (2001年 小学館)
- 海の彼方の国へ 日本をめざす韓国・済州島の女たち(2002年 PHP研究所)
- 日本的精神の可能性 この国は沈んだままでは終わらない!(2002年 PHP研究所)
- コリアンカルチャ- 濃縮パック(2003年 三交社)
- 韓国人から見た北朝鮮 独裁国家のル-ツ(2003年 PHP研究所)
- 歴史と文化が日本をただす(モラロジ-研究所(広池学園事業部)) 八木秀次と共著
- 女帝論 「天皇制度」の源流を訪ねて(2004年 PHP研究所)
- 日本の文化力が世界を幸せにする(2004年 PHP研究所) 日下公人と共著
- 日本オリジナルへの旅 伝統技芸の現場を訪ねて(2005年 日本教文社)
- 「反日・親北」韓国の暴走 「韓流ブ-ム」ではわからない(2005年 小学館)
- 日本浪漫紀行 風景、歴史、人情に魅せられて(2005年 PHP研究所)
- 日韓、愛の幻想(2006年 文藝春秋)
- やっかいな隣人韓国の正体 なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか(2006年 祥伝社) 井沢元彦と共著
- 日本語の心 ことばの原風景をたずねて(2006年 日本教文社)