吸血鬼ハンターD
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『吸血鬼ハンター"D"』(バンパイアハンター・ディー / 英語表記: Vampire Hunter D)は、菊地秀行の小説(朝日ソノラマ刊)。OVA化、アニメ映画化、テレビゲーム化もされた。小室哲哉が当時26歳で初めて映画音楽を製作した作品であり、1985年にEPIC・ソニーよりサウンドトラックがリリースされ、TM NETWORKが主題歌を歌った。
目次 |
[編集] 概要
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
遥か未来、人類は自らを「貴族」と称する吸血鬼に隷属させられていた。種族的な退廃と衰退をみせるもののなお人類への重大な脅威である貴族を専門に狩る「ハンター」がいた。
黒衣に身を包み、旅人帽(トラベラーズハット)を被り、背中に長い刀を背負い、青いペンダントをさげた美貌の青年"D"は、左手に妖力を持ち人語を喋る人面疽を従えた凄腕の吸血鬼ハンターであり、「貴族」と人間の間に生まれた「ダンピール」でもあった。
[編集] 小説シリーズ
- 『吸血鬼ハンター"D"』
- 『風立ちて"D"』第2作目
- 『D-妖殺行』第3作目
- 『D-死街譚』第4作目
- 『夢なりし"D"』第5作目
- 『D-聖魔遍歴』第6作目
- 『D-北海魔行』(上下巻)第7作目
- 『D-昏い夜想曲』別巻
- 『D-薔薇姫』第8作目
- 『蒼白き堕天使』(全4巻)第9作目
- 『D-双影の騎士』(上下巻)第10作目
- 『D-ダークロード』(全3巻)第11作目
- 『D-邪王星団』(全4巻)第12作目
- 『D-邪神砦』第13作目
- 『D-妖兵街道』第14作目
- 『D-魔戦抄』第15作目
- 『D-血闘譜』第16作目
- 『D-白魔山』(上下巻)第17作目
2005/08現在本編17作、別巻1作。
[編集] OVA
- 『吸血鬼ハンター"D"』
吸血鬼ハンターDシリーズの第1作目をベースにしている。1985年、エピック・ソニーより発売。原作の端麗さを上手く活かせず、原作者の満足の行く水準に達しなかったとの話もあるが、アメリカではヒットした。
[編集] ストーリー
西暦12090年、舞台は辺境の町。貴族・リィ伯爵に血を吸われ、「死のくちづけ」を受けた少女ドリスは吸血鬼ハンターの"D"を雇い入れた。ドリスを吸血鬼の一族へと迎え入れようとする父リィ伯爵に反発する娘ラミーカ。強盗団の異能者で、不死を目論む男・麗銀星が伯爵を狙うDに挑みかかる。
[編集] 出演
[編集] スタッフ
- 監督 芦田豊雄
- キャラクター原案 天野喜孝
- 製作 葦プロダクション
- 音楽 小室哲哉『VAMPIRE HUNTER "D"』サウンドトラック
- 主題歌『YOUR SONG ("D"Mix)』TM NETWORK
[編集] 映画
- 『VAMPIRE HUNTER D』
Dシリーズ第3作「D-妖殺行」を原作に製作。1999年末以降アメリカで先行公開され、2001年4月、英語音声、日本語字幕のまま日本で公開。前作と異なり、原作者から高い評価を受けている。
[編集] 出演
- アンドリュー・フィルポット(D) 他
DVD日本語吹替版
- 田中秀幸(D)
- 永井一郎(左手)
- 山寺宏一(マイエル=リンク)
- 篠原恵美(シャーロット)
- 屋良有作(ボルゴフ=マーカス)
- 林原めぐみ(レイラ)
- 大塚芳忠(カイル=マーカス)
- 関俊彦(グローヴ=マーカス)
- 大友龍三郎(ノルト=マーカス)
[編集] スタッフ
- 監督・脚本 川尻善昭
- 制作 マッドハウス
- 日本版主題歌『遠くまで』 Do As Infinity
[編集] ゲーム
- 『VAMPIRE HUNTER D』
プレイステーション、プレイステーション2映画ベースのマルチエンディングストーリー。
[編集] オーディオドラマ
原作シリーズからオリジナルドラマを収録。ソノラマカセット文庫より発売されたカセットブックは絶版となったが、2005年7月にCD-BOXとして復刻された。
- 吸血鬼ハンター 風立ちてD
- 吸血鬼ハンター D-妖殺行 (1988頃?)
- 吸血鬼ハンター D-北海魔行1 北の海 (1990/3/30)
- 吸血鬼ハンター D-北海魔行2 やがて、夏 (1990/5/30)
- 吸血鬼ハンター D-北海魔行3 冬来たりなば (1990/6/30)
- オーディオドラマCD BOX 吸血鬼ハンターD オーディオドラマコレクション 朝日ソノラマ ISBN 4257037148
[編集] 関連書籍
- 『吸血鬼ハンター"D"―天野喜孝画集』 天野喜孝による挿絵イメージ画などの画集。菊地秀行による外伝も収録。 (2000年9月、朝日ソノラマ)
- 他に、CD-ROM画集、ポストカードブックもある。
- 『吸血鬼ハンター"D"読本』データベース、考察など交えた読本。(2001年6月、朝日ソノラマ編集部)