単位系
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単位には、基本単位、組立単位、補助単位があり、これらから構成される全体を単位系(たんいけい)と言う。
- 基本単位:基本的な量に対する単位で、単位の次元として単位同士は互いに独立である。
- 組立単位:上記の基本単位同士の演算(普通は掛けたり、割られたりする)から得られる単位である。組立と言うのはこのため。
- 補助単位:上記、基本単位、組立単位以外の補助としての単位。
基本単位及び、基本単位の対象としての基本的な量の選択、組立の仕方、補助単位の取捨選択は、任意に行うことが可能で、このため事実上無数の単位系を作り出すことができる。実際に、現実に多数の単位系が存在する。
物理学などでは、MKS単位系、MKSA単位系、CGS単位系、国際単位系(SI(単位系))などがある。特殊な単位系としては、原子単位系などがある。
ヤード・ポンド法や日本(東アジア)の尺貫法なども単位系と言える。