十和田東線
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十和田東線(とわだひがしせん)
- 国鉄バス東北自動車部北福岡営業所が担当し北福岡~十和田湖間を運行していた路線の名称。
- JRバス東北が八戸駅~十和田湖間を運行している路線の愛称。下記を参照。
十和田東線(とわだひがしせん)は、青森県八戸市と同県十和田市十和田湖畔の休屋を結ぶJRバス東北が運行する路線である。愛称は「おいらせ号( - ごう)」で通年運行。
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[編集] 運行概要
[編集] 概説
八戸~十和田湖間においては十鉄バス十和田湖観光線が運行していたが、知名度の低さと八戸駅を経由しないなどの利便性が悪かったことから2000年の運行を以って廃止された。
2002年の東北新幹線八戸駅延伸に合わせて、冬期間の十和田湖への利便性を高めるため十和田北線から分岐する形で路線が延長され、運行が開始された。この区間においては地元事業者の十鉄バス・南部バス・三八五バスが会員制バス活彩とわだこ号の運行を開始したが、十和田北線も運行するJRバスの知名度やJR東日本発売の特別企画乗車券で乗車可能にするなどの結果により、利用客は好調となった。
[編集] ダイヤ
4月1日から11月初旬(10日前後)までの夏期期間中は3往復、11月初旬から3月31日までは2往復となる。基本的に八戸駅で東北新幹線はやてに接続する。
[編集] 主な停留所
八戸駅(西口) - 十和田湖温泉郷 - 焼山 - 石ヶ戸 - 子ノ口 - 宇樽部 - 十和田湖
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- 八戸駅~十和田湖温泉郷間は休憩所を除いてノンストップ。十和田湖温泉郷~十和田湖間は各停留所停車。
- 注意:12月1日~翌年3月31日までの間は宇樽部~休屋間の旧道区間(「瞰湖台<かんこ台>」に関わる区間)が冬季閉鎖に当たり、宇樽部バイパス経由となるため「瞰湖台」停留所には停車しない。
[編集] 歴史
- 2002年12月1日 - 東北新幹線八戸駅開業に合わせて運行開始(担当:青森支店)。
- 2006年12月1日 - 宇樽部~休屋間を結ぶ国道103号の宇樽部バイパスが開通による旧道区間が冬季閉鎖に格下げられたことに伴い、冬季閉鎖区間内に当たる「瞰湖台」停留所が冬季通過化・同区間内を宇樽部バイパス経由とする(12月1日~翌年3月31日まで)。
[編集] 乗車券
- JRみどりの窓口で八戸駅発、十和田湖・子ノ口発の乗車券が購入できる。ただし購入できる区間が限られている。
- JRバス十和田湖駅に主要停留所までの乗車券を発行できる自動券売機を設置している。
- 乗車券がない場合は、乗車当日の下車時に清算する。なお乗車の際は整理券を取らなければならない。
- JRバス東北の回数券(金券式・セット回数券共)で乗車できる。
- JR東日本発売の「ふたりの北東北・函館フリーきっぷ」利用の場合は、あらかじめJRみどりの窓口で乗車便を指定のうえ八戸駅発、十和田湖・子ノ口発のバス指定券(無料)の交付ができる。
- JR北海道発売の「みちのくフリーきっぷ・オプション券」で乗車できる。
[編集] その他
- トップドア車、前乗り前降り。
[編集] 関連事項
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