刺客
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刺客(しかく)は、暗殺をする者、若しくは犯罪組織で殺害を担当する者。読み方は「しかく」「しきゃく」「せっかく」の三通りがある。単純に暗殺者と言われる場合もある。ヒットマン(Hitman)ともいう。
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[編集] 歴史上の「刺客」
中国古代の歴史家・司馬遷の『史記』には、「刺客列伝」に5人の刺客の伝記が収録されている。 ここで言う刺客とは、大義や義理により暗殺を行った烈士のことで、職業的暗殺者ではない。「士は己を知るもののために死す」の豫譲や始皇帝暗殺未遂の荊軻も含まれている。
日本の歴史では源義経に源頼朝が送った刺客、幕末の坂本竜馬暗殺や近世では二・二六事件などが有名である。また倒幕や尊王攘夷派への対策として結成された新撰組が、刺客の代表格として有名である。
[編集] 物語上の「刺客」
時代劇において刺客は良く扱われる題材である。最近の作品では忠臣蔵の赤穂浪士を刺客に例えた「四十七人の刺客」など。
さいとう・たかを作『ゴルゴ13』は代表的な現代の刺客といえよう。
[編集] 総選挙での「刺客」
2005年の総選挙における刺客については小泉劇場#刺客を参照。