八ヶ岳西麓広域農道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八ヶ岳西麓広域農道(やつがたけせいろくこういきのうどう)は、長野県茅野市から、 長野県諏訪郡原村を経由して長野県諏訪郡富士見町に至る広域農道である。 この道路は、通称「八ヶ岳エコーライン」といわれる。
広域営農団地農道整備事業 八ヶ岳西麓地区として、農作物の首都圏への輸送や農業振興を目的に、 国の補助を受け長野県が建設している。
農道として建設されているが富士見高原、蓼科高原、ズームライン経由で 諏訪南ICを結ぶ観光道路としての役割も期待されている。
1995年11月に着工し2007年度に完成予定である。 当初は2000年度完成予定だったが事業費の増加や予算の減少により遅れた。
事業費は166億円。当初予定の97億円が橋梁耐震設計基準の強化などで増加した。 立沢大橋は田中康夫長野県知事が費用対効果に疑問を呈し工事が一時中断された。
富士見町立沢の1.3kmの区間は、既設の長野県道・山梨県道17号茅野北杜韮崎線を利用している。
目次 |
[編集] 概要
- 距離 : 16.4km
- 起点 : 長野県茅野市北山(長野県道192号茅野停車場八子ヶ峰公園線交点)
- 終点 : 長野県諏訪郡富士見町乙事(富士見町道乙事広原線交点)
- 車線数 : 2車線
- 全体幅員 : 10.0m
- 車道幅員 : 6.0m
- 歩道幅員 : 2.5m
- 主要構造物
[編集] 開通状況と予定
- お茶清水から国道152号・国道299号までは2007年度開通予定。
- 国道152号・国道299号から槻木大橋北側までは2006年度開通予定。
- 槻木大橋北側から原村までは開通済み。
- 原村内は開通済み。
- 富士見町内(立沢大橋~終点)は2006年10月に開通予定。
未開通区間でもほ場整備された農地内は、農業用車両向けに通行できる区間もある。
[編集] 通過する自治体
[編集] 交差している道路
- 長野県道192号茅野停車場八子ヶ峰公園線 ビーナスライン(茅野市北山)
- 国道152号・国道299号(茅野市北山)
- 国道299号芹ヶ沢バイパス(茅野市湖東)
- 長野県道191号渋ノ湯堀線(茅野市湖東)
- 長野県道188号上槻木矢ヶ崎線(茅野市泉野)
- ふるさと農道 八ヶ岳ズームライン(原村)
- 長野県道・山梨県道17号茅野北杜韮崎線(富士見町立沢)
- 長野県道190号立沢富士見停車場線(富士見町立沢)
- 富士見町道乙事広原線(富士見町乙事)