儀鳳暦
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儀鳳暦(ぎほうれき)とは、中国唐の天文学者・李淳風が編纂した中国暦の暦法である麟徳暦が日本へ唐の儀鳳年間(676年/天武天皇5年~679年/天武天皇8年)に伝わり儀鳳暦として使われていた太陰太陽暦の暦法である。
麟徳暦は、麟徳2年(665年)から開元16年(728年)までの73年間用いられた。
儀鳳暦は持統天皇六年(692年)から元嘉暦との並用を始め、5年後の文武天皇元年(697年)から儀鳳暦が単独で用いられるようになった。その後66年間使用されて、天平宝字八年(764年)に大衍暦に改暦された。
定朔法を用いており、優れた暦法とされる。
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