佐藤進一
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佐藤 進一(さとう しんいち、男性、1916年- )は、日本の歴史家。専門は、日本中世史。
新潟県生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所所員、名古屋大学助教授、東京大学助教授、教授、名古屋大学教授、中央大学教授。
中世法制史の第一人者として多大な功績を挙げる。古文書学の第一人者としても有名。法政大学の通信教育用テキストが話題を呼び、『古文書学入門』として出版されると、史学専攻の学生には必携の書となる。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『鎌倉幕府訴訟制度の研究』(畝傍書房, 1943年 岩波書店から1993年復刊)
- 『日本の歴史9 南北朝の動乱』(中央公論社, 1965年)
- 『室町幕府守護制度の研究』上下(東京大学出版会, 1967、1988年)
- 『増訂・鎌倉幕府守護制度の研究』(東京大学出版会, 1971年)
- 『日本の中世国家』(岩波書店, 1983年)
- 『花押を読む』(平凡社, 1988年)
- 『日本中世史論集』(岩波書店, 1990年)
- 『古文書学入門』(法政大学出版局, 1971年)