佐江戸町
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佐江戸町(さえどちょう)は、神奈川県横浜市都筑区にある地域。周辺は住宅街や森林が広がる。南部には鶴見川が流れている。
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[編集] 地理
都筑区南西部、多摩丘陵の東縁部に位置し、緑区と境界を接している。町の南部には鶴見川が流れ、支流の谷本川と恩田川が合流している。最寄り駅は鴨居駅。
「西土」と書いた地名が「佐江戸」と変化したといわれている。中原街道を通ると江戸に着くことに由来している。荷物の受け渡しをする継立場が設置された。
[編集] 歴史
川の合流する佐江戸は交通の要衝であった。鎌倉時代には武蔵国都筑郡佐江土郷と呼ばれた。戦国時代に猿渡内匠助が小机城(今の港北区小机町)の支城として佐江戸城を築いたとされる。猿渡氏は大國魂神社の神主家であった。隣の川和町でも川和城が築かれており、重要な地であったことが分かる。この頃は北条氏尭の領地であり、記録には北条氏尭が百姓に、今後は人夫役などを全て免除するとしたとある。
江戸時代以降は都筑郡佐江戸村であった。1671年に継立場を巡って中山村と 対立。幕府は当村であると判断を下した。江戸後期には神奈川宿の助郷役となった。1889年の市町村制によって都田村大宇佐江戸に変更。さらに1934年、都田村が町制を施行し川和町に改称したことに伴って、翌年の1935年に川和町大字佐江戸となる。米や小麦を中心とした農業が盛んだったが、やがて都市向けの野菜を栽培する近郊農業が盛んになる。1956年に池辺町と境界変更があった。
港北ニュータウンの開発による影響でマンション等も建つが、畑地や森林が多く残っている。
[編集] 町周辺
- 都筑下水処理場
- 杉山神社
- 佐江戸農業専用地区