伊予鉄道130形電車
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130形電車は、かつて伊予鉄道に在籍していた電車。131-132が元相模鉄道モハ2000形2015・2016、133-136が元京王帝都電鉄デハ1400形(133・134)とクハ1200形(135・136)である。
[編集] 131・132の生い立ち
131・132の前身である相鉄2015・2016は、京王帝都電鉄1400系の車体更新時に余剰になった台枠を流用して、1955年東急車輛で製造された。そのため、京王1400系とは遠い親戚同士にあたる。1971年に廃車になり、クハ531(後のサハ531)と共に伊予鉄道に転入した。
[編集] 133~136の生い立ち
134-136の前身である京王1400系・1200系は京王井の頭線に投入され、後に改軌され京王高尾線を中心に使用されていたが、1972年に廃車になり、伊予鉄道に転入した。
[編集] 晩年
晩年は、131-132が小田急電鉄2200系発生品のFS-316に、133-135が住友製の空気バネ台車に交換されカルダン化されたが、700系の増備により、1987年から1991年にかけて廃車された。
- 番号 元所有者 製造所 廃車年 備考
- 131←相模鉄道モハ2015 東急車輌 1955年(1991年)
- 132←相模鉄道モハ2016 東急車輌 1955年(1991年)
- 133←京王帝都デハ1402←帝都電鉄モハ104 川崎車輌 1933年(1988年)
- 134←京王帝都デハ1403←帝都電鉄モハ208 川崎車輌 1941年(1988年)
- 135←京王帝都クハ1203←帝都電鉄クハ259 川崎車輌 1933年(1987年)
- 136←京王帝都クハ1204←帝都電鉄モハ108 日本車輌 1941年(1987年)