付箋
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付箋 (ふせん, 英:Post-it note, 独:Klebezettel) は、メモ書きを一時的に文書・書籍等に貼り付けるために使用される紙片。近年では、後述する3M社の製品に代表されるようになっている。
また近年では、コンピュータのデスクトップ上でこの付箋の役目を果たすアプリケーションも開発されている。
[編集] ポストイット
1968年、アメリカの化学メーカー3M社の研究員、スペンサー・シルヴァーによって発明された。彼は強力な接着剤を開発中に、たまたま非常に弱い接着剤を作り出してしまった。この弱い接着剤は当初、その用途がみつからなかったが、同僚のアーサー・フライが本の栞に応用できないかと思いついた。
1977年には試作品が完成し、1980年以降、ポストイット(Post it)という商品名で世界中で広まった。定番は黄色であるが、売れ行きが伸びるに従って、蛍光色を用いたものや面積の大きいものなど、さまざまなバリエーションが造られている。