アプリケーションソフトウェア
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アプリケーションソフトウェア(Application Software)とは、コンピュータの基本ソフトウェアの上で動作し、特定の目的を果たすための高度な機能を統合的に提供するソフトウェアのこと。
一般的な略称として、「アプリケーション」と呼ばれる。日本のシステム構築の現場では「アプリ」とさらに略され、業務専用に開発されたものを「業務アプリ」などという。
[編集] 概要
アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムなどの基本ソフトウェアに対して、応用ソフトウェアとも呼ばれる。一般に企業やいろいろなサービスを提供する個々の様態固有の処理を受け持つソフトウェアであり、それぞれのシステムに最適化した形で開発される事が多い。
基本的に、OSやミドルウェアと呼ばれるソフト以外は、アプリケーションソフトウェアに属する。ただし、開発環境などに含まれるコンパイラやツール、管理系ソフトウェアは、この範疇から除外される事が多い。
また、それぞれの分野のシステムにて共通に使用できるものを切り出し、汎用化して売り出したものをパッケージソフトウェアと呼ぶ。例えば、会計処理や給与計算、製造業・小売業などの多くの分野に対して、それぞれの業務用/会計用、果ては人事や査定用のパッケージソフトウェアが販売されている。
近年数多くみられるWebシステムにおいては、Webブラウザとの連携を司るJ2EEアプリケーションサーバといったミドルウェア上での動作を前提とした、JavaStrutsフレームワークやEclipseを使用したアプリケーションパッケージソフトウェアも販売されている。
[編集] 関連事項
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