京王バス東・永福町営業所
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京王バス東・永福町営業所は、新宿駅・渋谷駅を主なターミナルとし、渋谷区・中野区南部・杉並区などを運行する路線を所管する営業所である。京王井の頭線の永福町駅と井ノ頭通りにはさまれたところある。CNG(圧縮天然ガス)を燃料とする車両が多く配置されており、車庫内にその補填設備が設けられている。
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[編集] 所在地
[編集] 沿革
永福町営業所は、京王帝都電鉄の設立間もない昭和23年9月に開設された、戦後最初の新設営業所である。昭和45年に世田谷営業所を統合し、現在の規模となった。平成10年に京王電鉄からの受託運行を京王バスが開始し、現在は譲渡路線を含め、すべての一般路線の運行業務を京王バス東が行っている。
- 1948年9月16日 永福町営業所が開設される。
- 1949年12月25日 笹塚営業所の開設により、同所の支所となる。
- 1950年7月1日 支所から独立し、再び営業所となる。
- 1970年 京王電鉄永福町検車区の移転・永福町工場の廃止により、敷地を拡大。
- 1970年12月1日 世田谷営業所を統合する。
- 1972年3月1日 永福町中央工場が新設される。
- 1998年10月16日 京王バスによる受託運行を開始する。
- 2006年4月1日 大宮線(中71系統 中野駅南口~永福町)を中野営業所に移管
[編集] 所管路線
京王電鉄バスからの受託路線を含む。
[編集] 聖堂線
- 宿32 新宿駅西口~十二社池の下~本町三丁目~南中野地域センター~多田小学校~佼成会聖堂普門館前
以前は永福町まで運転していたが、宿33との誤解があったため取りやめられた。現在は数十本が車庫出入りのため無系統で聖堂から永福町までを走行。
[編集] 方南線
[編集] 渋谷線
[編集] 都庁線
都営バス新宿分駐所と共同運行。
- C・H01 新宿駅西口~都庁循環
- 1999年11月1日 都営バスのC・H01系統に参入、共同運行となる。
[編集] 渋谷初台線
渋谷初台線は、2002年6月1日に東急バスから移管された路線である(東急時代の線名は「初台線」)。もともと、代々木乗合自動車時代に富ヶ谷線として開通した古い路線がベースとなっており、長きにわたって東急が独自に運行してきた。しかし、戦後この路線に並行して京王が多数のバス路線を走らせるようになったことで、初台線はそれらの路線に埋もれてしまい、1997年に京王が運賃の値上げを見送ったことで、運賃面でも競争上不利な状況となった。これらを背景に、2000年3月の運賃値下げ、同年6月16日の京王バスとの共同運行化を経て、前記のように2002年に全便が移管され、東急はこの線から撤退した。
[編集] 阿佐ヶ谷線
都営バス杉並支所と共同運行。
[編集] 笹塚循環線
- 渋67 渋谷駅→渋谷区役所→富ヶ谷→代々木上原駅→笹塚→渋谷駅
- 渋68 渋谷駅→渋谷区役所→富ヶ谷→代々木上原駅→笹塚(→永福町)
[編集] NHK線
東急バス淡島営業所と共同運行。
- 渋谷駅~(急行)~NHKスタジオパーク
- 2000年3月18日 渋谷駅~NHKスタジオパークを開通。
渋谷駅~スタジオパーク間の短距離需要の開拓を目的に平成12年に開通した路線である。当路線用に青色の専用の小型車両が配置されているが、一般車両で運行されることもある。
[編集] 三鷹線
[編集] 松ノ木線
関東バス五日市街道営業所と共同運行。
[編集] 中野新橋線
- 中83 中野駅~中野新橋駅~南部高齢者会館
2005年9月16日開業
[編集] 希望ヶ丘団地線
- 八01 八幡山駅~希望ヶ丘団地
2005年12月調布営業所より移管
[編集] コミュニティバス
[編集] 杉並区南北バス・すぎ丸
[編集] 渋谷区コミュニティバス・ハチ公バス
[編集] 廃止路線
[編集] 中新線
- 宿31 新宿駅西口~十二社池の下~本町三丁目~(→下り)南中野地域センター/(←上り)川島通~中野車庫
- 宿34 新宿駅西口~十二社池の下~本町三丁目~南中野地域センター~中野車庫~佼成会聖堂前
[編集] 新宿循環線
- 宿30 新宿駅西口~内回り循環~新宿駅西口
- 宿40 新宿駅西口~外回り循環~新宿駅西口
[編集] 渋谷聖堂線
- 渋62 渋谷駅~佼成会聖堂前
[編集] 撤退路線
[編集] 大宮線
- 中71 中野駅~佼成会聖堂前~永福町
2006年4月1日 中野営業所に移管
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