二股口の戦い
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二股口の戦い(ふたまたぐちのたたかい)は、明治初期に行われた旧幕府軍と新政府軍との戦いである戊辰戦争における箱館戦争の戦いである。二股口で旧新選組副長・当時陸軍奉行並だった土方歳三が指揮を執り、箱館戦争で榎本軍(旧幕府軍)が新政府軍に最後まで勝ち続けた戦い。
[編集] 第一次二股口の戦い
明治2年4月9日、乙部に上陸した新政府軍は700の兵は箱館に通じている二股口を攻撃した。
土方軍は峠の各所に胸壁や砲座などをかまえ、衝鋒隊2小隊、伝習士歩兵隊2小隊計130の兵で、800の新政府軍を相手に防戦した。
16時間に及ぶ戦いの末、遂に新政府軍を退けた。土方軍は3万5000発の銃弾を撃ち尽くした。新政府軍は1人100発の銃弾を持たせたが、土方軍は1000発も持たせた。
[編集] 第二次二股口の戦い
4月23日、新政府軍は江差に上陸し再び二股口へ攻撃した。このとき旧幕府軍は1人1000発以上撃った。お互い顔が真っ黒になり笑い合ったといわれている。
4月24日、新政府軍を再び撃破したが他の木古内方面から新政府軍が迫っていたため、土方軍は撤退した。 もしも、大鳥圭介などが新政府軍をもう少し引き止める事ができたのなら、この二股口での新政府軍の損害は、新政府軍にとって、かなりの痛手となっていたであろう。
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