中山トンネル (上越新幹線)
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中山トンネル(なかやまとんねる)は、上越新幹線高崎駅~上毛高原駅間にあるトンネル。総延長は14,857m。
1971年に起工され、1976年までに完成する予定であった。しかし掘削中に異常出水が何度も確認され、新オーストリアトンネル工法を利用しトンネルのルートをS字型に変更するなどして、1981年にようやく完成した。1982年11月15日国鉄ダイヤ改正のときに供用が開始された。トンネル内に生まれたカーブにより、現在もここでは160km/hの減速運転を強いられる。
上越新幹線は当初、東北新幹線と同時開通予定であった。しかし中山トンネルの難工事で手間取り、結局は東北新幹線より5ヶ月遅れての開通となった。