中央競馬中継 (グリーンチャンネル)
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中央競馬中継(ちゅうおうけいばちゅうけい)は、CS放送のグリーンチャンネルで、中央競馬の開催日に放送されている競馬中継番組である。放送時間は、中央競馬開催日(原則として土曜日・日曜日)の午前9時から午後5時。
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[編集] 概要
グリーンチャンネルの2チャンネル方式を生かし、東日本(東京競馬場・中山競馬場・福島競馬場・新潟競馬場)のレースを中継する「中央競馬中継EAST」と、西日本(京都競馬場・阪神競馬場・中京競馬場・小倉競馬場)の競走(レース)を中継する「中央競馬中継WEST」の2番組を同時放送している。
原則としてスカイパーフェクTV!向けにはch388がEAST、ch389はWESTを配信。ケーブルテレビ向けの配信の場合は2番組同時の配信となる場合と、所属地区の中継(東日本地区がEAST、西日本地区がWEST)のみを配信する場合があるのでケーブルテレビ局に問い合わせていただきたい。また担当するエリアと異なる競馬場のレースは特別レースのみ、あるいはメインレースのみ生中継し、その他のレースはVTRによる時差放送となる。
夏期に開催される北海道(札幌競馬場・函館競馬場)のレースは、EAST・WESTともに中継を行う。また薄暮競走の行われる日は「中央競馬中継はくぼ」として、EASTを午後5時30分まで延長して放送を行うが、進行役(中継キャスター)は土曜日がWESTの午後の出演者が担当し、日曜日はEASTの午後の出演者が担当する。
[編集] 特徴
- JRAの制作する公式映像を使用し、競馬場やウインズの場内で放映されるものとほぼ同じ映像を自宅で楽しめる。そのため、ゴール板真正面からの映像となり、際どいレースでもゴールの瞬間の優劣がわかりやすい(地上波等の他の局ではカメラを置くスペースの関係上ゴール板真正面からの映像となることは無い)。実況音声も、場内で使われている公式実況音声と同じラジオNIKKEIのものが使用されている。
- 番組の進行役(中継キャスター)は、開催競馬場内ではなく江東区門前仲町にあるグリーンチャンネル放送センター内のスタジオで番組進行を務める。
- 中継キャスターとは別に、競馬専門紙の記者と、進行役のアナウンサーが開催競馬場へ出向き、パドック解説とその進行を行う。
- 2006年より、主に重賞開催日にはスタジオに競馬評論家や専門紙記者などを迎えて解説を行う。
- SKY PerfecTV!のデータ放送に対応したチューナーを使用することで、ほぼリアルタイムにオッズや競走成績などのデータを入手し、画面を切り替えて表示することが出来る。またA-PAT会員ならば、そのデータを利用して勝馬投票券を購入することも出来る。
[編集] 現状の課題
- 前記の通りJRAの公式映像・音声を使用しているため、競馬場・ウインズで放映されるものと同等の中継映像を楽しむことが出来るが、一方で記録を兼ねて制作される公式映像である性質上、地上波での中継映像のような工夫を凝らした演出や実況の言い回しなどが出来ず、また競馬場内のざわめき・歓声や競走馬の走行音などは音量を絞って収録したうえ、モノラル音声で放送しているため、地上波での中継映像・音声に比べて臨場感や迫力に欠けるとの声もある。
- 中継キャスターが開催競馬場内ではなく、現地から離れた都内のスタジオで番組進行を行うこと、またスタジオにカメラが切り替わると場内からの音声も絞ってしまうため、番組と開催競馬場との一体感を提供しにくい。
[編集] 中継キャスター(2006年1月より)
[編集] 中央競馬中継EAST
[編集] 中央競馬中継WEST
[編集] スタジオ解説者
EAST
- 阿部幸太郎(競馬評論家)
- 水上学(競馬評論家)
WEST