中国方言
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中国方言(ちゅうごくほうげん)は、主に中国地方・兵庫県北部・京都府北西部で話される方言。ただし、島根県東部と鳥取県西部においては独特の雲伯方言が話されており、中国方言には含まれない。
特徴はとしては、以下が挙げられる。
- 基本的に東京式アクセントが用いられ
- 母音の融合が有ること
- 九州・四国地方と同様に、「進行形」と「完了形」の区別があり、例えば標準語で「雨が降っている」と言う場合は、「雨が降りよる(雨が降りつつある)」「雨が降っとる(雨が降った形跡がある)」と使い分ける。(但し地域によって「降りよー」「降っとう・降っちょる」等と発音する)
- 九州・四国地方と同様に「~だから」を「~じゃけん」または「~じゃけえ」等「けん」「けえ」を使う。
- 近畿・四国・九州地方と同様に、西日本共通語とも言うべき「しばく(叩く)」「たう(届く)」「ねぶる(舐める)」「こける(転ぶ)」「いらう・いろう(触れる、触る、いじる)」「まどう(弁償する)」等の動詞を使う。「かる(借りる)」「かった(借りた)」「こうた(買った)」「飽く(あきる)」「ひらう(拾う)」「たる(足りる)」等の西日本語表現も同様である。
- 近畿・四国・北部九州と同様に「よう~せん」の形で「~する能力がない(英語のcan not)」を意味する表現をもちいる。「よう泳がん」と言えば「カナヅチであるために泳ぐ能力がない」の意となるが、「泳げん、泳がれん」と言えば「水温が冷たい・波が高い等の泳げる環境にない」場合の言い方となる、といった区別が成立することが多い。
アクセントに注目したかなり大雑把な分類である。